「つまらない」練習はすぐに変えるべき。“飽きやすい”子どもの集中力を持続させるために必要な指導者の工夫
2018年01月10日
コラム子どもの集中力が持続するのは10〜15分だ。ならば、6〜10歳までの年代は『つまらない練習』はすぐに飽きてしまうだろう。特に、育成年代は数多くの状況を経験するのが重要だから、当然トレーニングにはバリエーションが必要になる。シュート、カウンター、セットプレー、サイドの攻防、プレッシングからボールを奪ってからの組み立てと攻撃など枚挙にいとまがない。いずれにしろ「子どもがつまらない」と感じ始めたら、それは慣れた証拠であり、頭を使わない筋トレのようなものになる。だから、つまらない練習はすぐに変えるべきだ。ミゲルの言葉からトレーニングの考え方を学ぶ。
【連載】ミゲル・ロドリゴが教えてくれた「才能を引き出す」11の魔法
企画・取材・文●木之下潤 写真●村井詩都、ジュニサカ編集部
トレーニングは数多くのバリエーションを経験すべきだ
最近は、指導者も選手も新しい練習メニューをやりたがる傾向にあります。
それ自体は良いことだと思いますし、「トレーニングは数多くのバリエーションを経験した方がいい」と、私自身も実感しています。その理由は、私がまだ現役選手だった頃のある監督の影響が大きくあります。
魔法3と重複してしまいますが、その頃から「将来、指導者になりたい」と心に秘めていました。だから、その日の練習メニューをノートに書き留めていたのですが、2週間続けたとき、その監督が行った練習メニューを記すことを止めました。なぜなら毎回同じ練習だったからです。
例えると、給食と同じなのです。月曜から金曜まで「目の前のテーブルにすべて同じメニューが並んだ」としたらどう思いますか? サッカーに限らず、スポーツ選手は体が資本です。だから、食事は体づくりの基本だから大切なものです。
タンパク質、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどの様々な栄養素をバランスよく摂らないといけないのは十分にわかっています。しかし、いつも同じメニューだと飽きてしまいます。同じ栄養素を摂取するにも、違う摂り方をすれば楽しみながら体づくりができます。
このことは、サッカーのトレーニングにおいても同じなのではないでしょうか。トレーニングを栄養素に置き換えたら理解できるでしょう。
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