指導者たちに聞く!現代の環境の中で求められる指導法とは/座談会企画<後編>

2018年03月02日

育成を考える

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【子どもたちに考えさせるトレーニングである「条件付きゲーム」を説明する在原正明さん(元フットサル日本女子代表監督/Jフロンテッジフットボールスクール)】

スペインの効果的トレーニング

在原 先ほどお話した、子どもたちに考えさせる、問いかける指導についてですが、私がスペインに行って見た中で上手く機能していたトレーニングがあります。それは、「条件付きゲーム」という練習です。

 まず、2チームを作ります。「5vs5」「3vs3」「4vs4」でも何でもいいのですが、例えば「3vs3」のとき、試合をしていない4人目、5人目の選手がチームが攻めている方のゴールのエンドラインに立ちます。ゲームにでている選手の味方がボールを奪われたり、エリア外に出してしまったら、必ず交代しないといけないルールでゲームを行います。

 この練習の時に子どもたちは何を考えるかというと、自チームのゴール付近でボールを失ったら、すぐに交代ができるからドリブルを仕掛けてみようとか、相手ゴール付近でボールを取られたら、交代するのに30mほど走らないといけないから、セーフティーにプレーをしようと、考えるようになります。

 ボールを持った時にどこでリスクを負うべきか、コーチが何も言わなくても、子どもたちが考えながらプレーするようになります。どこでリスクを犯してプレーをするべきなのか、子どもたちが自ら考えて、気づかせるための練習です。

 例えば、この練習をしたときにどんな状況でもドリブルをする子がいたとします。そうすると、ボールを保持していない選手のポジション取りも変わってきますよね。だからその時は指導者が「彼がボールを持った時は考え方がかわってくるんじゃない」と声をかけてあげることが必要だと思います。それはコーチの役割でもあります。

 ルールはいくらでも変えていいんです。でもこれ(条件付きゲーム)を1年間し続けてもダメです。答えが分かってしまったら、ルールを変えないといけません。だから、いくらでもプレーモデルを入れていくことはできるし、3、4年生の子たちでも多分これ(条件付きゲーム)はできます。

 1、2年生は先ほど、話にもでてましたが、記憶力や(相手・味方を)見える範囲が狭いので、「3vs3」「4vs4」よりかは半面(コート)の「2vs2」でした方がいいですね。優れた指導者はルールを説明するやり方を持っています。「1人目はこう動いて、2人目はこう動いて、ここにボールがある場合はこう動いて、ボールが外にでたらこうするんですよ」と、プレゼンテーションの手順がしっかりしている。でも、その中でも面白さがないと絶対にいけません。

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