家族内コミュニケーションは「価値観の共有」。ジュニサカMIPに見る“親子の会話”
2018年03月26日
コラム目的を達成するために目標がある
とはいえ、康嗣さんは子育てについて、そんなに難しく考えているふうでもない。家族との時間を大切にすると至ってシンプルだ。土日や祭日は100%家族と一緒に過ごしている。
「うちでは、よく『多くの人を喜ばせて、多くの人から応援される(必要とされる)男ってカッコよくないか!』って話しをするんですよ」
たとえ忙しい平日でも、父親と息子が話しをする時間はつくるようにしている。耀介くんがリフティングをする様子を眺めながら、康嗣さんは話しをつづけた。
「今の耀介だったら、将来はプロサッカー選手になるという夢があるようですが、それは目標であって、どんな目的を持っているのかということが大切です。すると、一人の男としては、多くの人を喜ばせて、多くの人から応援されるのってカッコいいよねって話しになる。じゃあ、サッカー選手になって、そんな男になるのを目指してみようって夢を持っていくわけです。だから、職業は目的を達成するための目標にあたるわけですから、どんな仕事に就いても、目的のところさえぶれなければ構わないと僕は思うんですよ」
康嗣さんは学生時代に「何のためにいい大学に入るのだろう?」と疑問に思ったことがある。「僕自身が何のためにという目的を理解できていないと力が入らないタイプだったんです」と振り返った。だから息子に「どんな男がカッコいいと思う?」と語りかける。
子どもといる時間が楽しい――と康嗣さんは断言する。
康嗣さんにとって、家族と過ごすひと時が一番楽なのだという。そこにはストレスフリーな時間の流れがある。「きっと、その時間は(子どものためというよりは)自分のためなのかもしれないですね」そう言って笑顔を見せた。けれども、それ以上に耀介くんにとっては、かけがえのない時間になっていることに間違いはないだろう。
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