FCパーシモンが4連覇! 3年連続で同一カードとなった決勝を制し、全国へ/第28回バーモントカップ 神奈川県大会

2018年05月07日

バーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会

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取材・文・写真●山本浩之

FCパーシモンが4年連続4回目の全国大会へ

 5月6日(日)に「バーモントカップ 第28回全日本U-12フットサル選手権大会」の神奈川県大会が、寒川総合体育館(高座郡寒川町)にて行われ、決勝戦でFCパーシモンU-12(以下、FCパーシモン)が多摩区FC U-12(以下、多摩区FC)を6-0で破り、4年連続4回目となる優勝を果たした。

 決勝戦は、前後半8分による16分間のプレーイングタイムで行われた。立ち上がりからボールを支配したFCパーシモン。後列の3人がポジションチェンジを繰り返しながら、ボールを左右に動かしてチャンスをうかがう。そして「相手が食いついてきた瞬間に、前にいる選手が大きくて張れるので」と、キャプテンの矢越幹都くんが言うように、相手の隙を見逃すことなく縦にボールを通す、あるいは空いたスペースにドリブルで仕かけていく。

 FCパーシモンに得点が生まれたのは5分のこと。ドリブルで突き進んだ矢越くんの放ったシュートで先制すると、2分後には4番・増田遥希くんが左サイドからゴールを決めた。得点後も危なげない試合運びをみせたFCパーシモンは、パススピードもボールコントロールも良かった。特に、選手たちに迷いがなく不用意にボールを失うシーンが少なかった。

 前半を2-0で終えたFCパーシモンは、後半になると2分に8番・村瀬悠馬くんが相手ゴール前の混戦を制した。青木裕コーチが「2点差で試合を折り返すことになって、(ハーフタイムでは)次の1点がカギになると話しをしました」と言うように、FCパーシモンにとっては待望の追加点だったことだろう。この1点を得たことで、さらに落ち着いて試合をコントロールしていく。多摩区FCにゴール前を固められても、無理にこじ開けるのではなく、浮き球で上のスペースを使うなどアイディアをみせた。また、カウンターにもしっかり対応した。

 後半4分には左サイドからの突破をきっかけに14番・柄澤悠人くんのシュートがゴールネットを揺らすと、このあとは13番・明瀬未来くんが2得点するなど、終わってみれば6-0の快勝となった。シュート数をみても、FCパーシモンが放ったのは31本。対して多摩区FCのシュートを2本に抑えた。

 FCパーシモンは、バーモントカップが夏の開催になった2015年の第25回大会から神奈川県代表の座を守り続けている。全国大会は第26回大会の3位が最高位。キャプテンの矢越幹都くんは「これまで達成できなかったことを自分たちがやって優勝したいです!」と力強く語った。

■優勝 FCパーシモン 青木裕コーチのコメント
決勝では、これまで特化して練習してきたところを発揮することができました。僕らの狙っていた攻撃をリラックスしながらできたのが大きいですね。(一日3試合で)選手に疲労もありましたが、控えの選手も良い選手が一杯いるので、2セット組めるように仕上げていければ、(全国大会でも)楽しみな結果になると思います。これで全国大会には4年連続で出場することになりますが、これまでの経験がクラブにとっても私にとっても財産になっています。やはり、その経験で得たものを、今年の選手たちに落とし込むことができたのが、とても大きいです。これまでの経験値がひとつの力になりました。

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