「部活」の在り方とは。公立中学校サッカー部の実態を探る

2018年09月25日

コラム

SAO PAULO, BRAZIL - JUNE 21:  Men play football on the 'Artur Alvim' club's dirt pitch in the poor neighbourhood of Itaquera, adjacent to the 'Arena de Sao Paulo' stadium, on June 21, 2014 in Sao Paulo, Brazil. The Arena de Sao Paulo, which is reported to have cost in excess of 200 million GBP, hosted the opening match of the 2014 FIFA World Cup and has a capacity of over 61,000. The total cost borne by Brazil for staging the 2014 World Cup is estimated to be 6.5 billion GBP, which critics have argued would have better spent on the millions of Brazilians living in poverty.  (Photo by Oli Scarff/Getty Images)

目指す大会は「全中(全国中学校サッカー大会)」だけではない

――中体連独自で選抜チームがあるのは驚きました。公立中学校サッカー部に入ると、目指すものは「全中(全国中学校サッカー大会)」しかない、と思っています。そういう取り組みをしているとは知りませんでした。

金子「夏には各地域の選抜チームが集まり、交流大会を開いたりもしています。2月には5ブロックよりもさらに小さい単位の選抜チームで対抗リーグを行っています。これは中学校1年生がメインとなるものです」

関口「その中1がメインの選抜は東京都を11ブロックに分けたものです。結果として対抗リーグでいいプレーをしていた選手たちが、翌年度の中2になった時に5ブロックに分けた選抜チームの中心になっていきます。もちろん各年度でセレクションを行うため、メンバーは変わります。そして、最終的に目指せるものとして、東京都中体連選抜を作っています。都の中体連選抜は大会に出場したり、昨年からは東京都サッカー協会が管轄する東京都の地域トレセンとも交流試合を行っています」

艸川「過去、中体連選抜から東京トレセンに選ばれた選手もいて、試合に出て活躍しています。埋もれず、すくい上げることができて嬉しいです」

関口「最近はJの方も気にかけてくれるようになりました。稀な例ではありますが、ユース入りした子もいます」

金子「東京都中体連選抜の選手たちは浜松など遠征にも行きます。中2世代は5月の『東京国際ユース(U-14)サッカー大会』に出場しています」

――目指すところ、目標とする大会などを設けているわけですね。

関口「選抜活動を始めた頃は『中体連選抜?』という反応でした。でも、ちゃんと能力のある子を伸ばすことで周囲も変わっていきました。そこでの私たちの目的はあくまでも『育成』がメインですから勝った負けたで一喜一憂することはありません。1年間、一人ひとりに向き合い、真摯にサッカーの指導を行っています」

――ちなみに選抜チームを指導するコーチはライセンス保有者ですか?

関口「私はA級ライセンスを持っていますし、艸川先生はB級ライセンスの保有者です。少しずつではありますが、B級ライセンス保持者も増えています。中体連はサッカー協会ではないから強制はできません。ただ選抜チームを指導する先生方には、最低限C級ライセンスの取得は呼びかけていますし、講習会があれば私からも案内はみなさんに送っています」

――公立中学校サッカー部の指導者は学校教師ですから、そこにサッカー指導に向き合う難しさもあります。

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