サッカーにおける「スピード」の定義とは? 足の速さだけが「スピード」ではない

2018年10月19日

コラム
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BARCELONA, SPAIN - JANUARY 30: Andres Iniesta of FC Barcelona conducts the ball under a challenge of Juanfran Torres of Club Atletico de Madrid during the La Liga match between FC Barcelona and Club Atletico de Madrid at Camp Nou on January 30, 2016 in Barcelona, Spain. (Photo by Alex Caparros/Getty Images)

サッカーにおけるスピードとは「最適速度」

 ラゴ(2002)は、試合で起こる様々な問題を解決するために、『最大スピード』と『最適スピード』とを区別することを提案している。試合の激しい環境では、最大速度ではなく、「状況に応じた最適速度」 で行動しなければならない。適切なプレーアクションを発揮するためには、最適なスピードで行動するべきだ。同じような考えを持つガルガンタ(2005)は、サッカーにおいては速いということよりも「いつ速さを発揮するか」が重要であり、「速さを正しく理解することは意図あるプレーをすることに役立つ」と主張する。

 スピードについて話す時には、「どれだけ速いか」ではなく「効率性・効果性が伴うプレーができるか」を取り上げるべきだ。アミエイロ(2007)が説明するように、ある状況下において有効な解決策は「速いプレーをすること」では必ずしもない。「時間を失う(プレーが遅い)」プレーを選手が行なった時に、試合を有利に進められることもままあるからだ。

 フリーの味方のスペースを埋められてしまうのを防ぐため、ワンタッチプレーは有効だ。同様に、相手選手を引き付けるために止まったり、ドリブルをしたり、優位なポジションを味方が得た時にのみパスをすることは有効である。そうしたプレーをする代表的な選手には、アンドレス・イニエスタが挙げられる。

 彼はワンタッチプレーや相手を引き付けるドリブルをしながら、味方にパスを出すプレーを必要に応じて行なう。「ワンタッチでプレーしよう!」というルールは、プレースピードを向上させるために取り入れるべきだ。これは選手の行動を導く条件付けとなる。選手は、試合で必要となる適切なプレーをするより、そのメニューの中で素早くプレーすることを優先する。

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