子どもの運動神経を育てる「9つの基本動作」

2018年11月08日

コラム

幼少期に獲得すべき「9つの基本動作」を指導

 現代の子どもに不足している運動能力も含め、子どものときに獲得できる能力をしっかり獲得しようというのがLACの狙いだ。

「運動神経を育てるために必要なのは、幼少年期に、基本動作(=身体を自分の思うとおりにきちんと動かすために必要な動作)を身につけることだと言われています。LACでは、子どもの頃に獲得できると言われる84の基本動作のなかから、将来、運動やスポーツをする際にもっとも重要となる9項目(下記の図)を選定し、無理なく、楽しく、身につくように指導していきます」
 
 LACの指導の特徴はこの9項目をさらに「分解する」ことで、子どもにもわかりやすく、無理なく伝えようとすることだ。

9つの動作
 
 たとえば、別表のうちの「①走る・切り替える」についてはこうである。

「昔の遊びのなかに『ケン・ケン・パ』がありましたが、あのイメージです。走るときは片足立ちになるので、バランス感覚が必要です。走る動作を細かく分解していき、『ケン・ケン・パ』のほかにも『グー・ジャンプ』『チョキ・チョキ・ジャンプ』など、片足立ちの能力に刺激を加えられる動作を、『走る』を分解しながら取り入れていくのです」

基本動作から逆算した図

 また、LACでは、この9つの基本動作を身につけるための独自のドリルを、4つのパートで構成している。それがランパート、マットパート、アスレティックパート、スローイングパートの4つのパートで構成している。それがランパート、マットパート、アスレティックパート、スローイングパートの4つ(下記参照)。読んで字のごとくの内容である4つのパートにわけることで、子どもが特定の分野に偏ることなく、多種多様な身体動作が経験できる。

LACの基本運動プログラムの4パート

【ランパート】
ただ走るだけではなく、スキップやケンケンなど様々なドリルで行う。脚と足裏に刺激を与えることで、運動神経を育む。

【マットパート】
手のひらと指先の感覚を養い、体幹を鍛える。また、逆さ、横向きなど様々な体位をとることで三半規管を刺激。脳の活性化も期待できる。

【アスレティックパート】
跳び箱、鉄棒、平均台、縄跳びなど、小学校体育で行う様々な用具を使った運動を学ぶ。自分の体をイメージした通りに動かすことができる器用さを磨く。

【スローイングパート】
様々なサイズのボールを扱えるようになれることを目指す。ドッジボールや野球などの球技種目の基礎となる。

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