ドリブラーに欠かせない要素とは? 状況判断、タイミング、そして闘争心

2018年12月12日

コラム

ドリブラーがゴールを決め切る力をつけるためのメニュー

■トレーニング1

図2

前転してから素早くドリブルへ転がるくらいのスピードを意識!

ゴール方向を向いて立ち、背後からまたの下にボールを通してもらいスタート。ボールがまた下を通過したら前転をしてからボールを拾い、右足アウトサイトで持ち出してシュートする。ボールを拾ってからシュートまでは、時間とスペースがないゴール前でスピードを意識する。シュートを打ったときに右方向へ転がってしまうくらいのスピードを意識したい。

■トレーニング2
図1

右へ行くなら右足アウトサイド左へ行くなら左足アウトサイド

ゴールを背にして立ち、ポストプレーをするようにボールを受ける。このとき、左へ抜けるときは左足アウトサイド、右へ抜けるときは右足アウトサイドを使う。アウトサイドを使うことで、時間とスペースがないゴール前でも、進行方向へスピードを保ったまま入っていける。と同時に、アウトサイドを使うほうの脚で相手DFをブロックしながらドリブルできる。

  上に掲載した二つのトレーニングは、若林監督に、ドリブラーがゴールを決め切る力をつけるためのメニューとして紹介してもらった。いずれもゴール前の最終局面を意識したもので、キーとなるのはスピードだ。「ゴールを奪おうとする選手にとって、時間とスペースがない、ゴール前を意識したトレーニングです。ゴール前は相手のディフェンダーにとってもファウルはできない、デリケートな場所だからこそ、そのエリアでのプレーの重要性を子どもたちにもしっかり教える必要があると思っています」
 
 2005年に創設されたファナティコスが変わらず追い求めてきたのは、勝負を決めるドリブラーを養成すること。今年デビューを飾ったJ2大宮アルディージャのルーキー奥抜侃志選手はファナティコス出身選手としてプロ第一号となった。奥抜選手もまた、闘争心を持ちながら、相手に向かって行き、勝負を決められるドリブラーだ。彼らが世間を席巻する日が間もなく来る。

<関連リンク>
「止める」「蹴る」「運ぶ」を疑う。大阪の強豪・RIP ACEの育成哲学

 

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