勝敗を度外視して美学にこだわる指導者に、岡田武史と小野剛が覚える違和感

2019年02月02日

コラム

Ono
【日本サッカー協会ではA代表コーチ、技術委員長などを歴任した小野剛氏。今季よりJFL・FC今治の監督に就任した】

型を破ることで自由な発想が生まれる

小野 子どもたちは、勝ちたい気持ちを絶対に持っているはず。その気持ちを、どうやって大きくしていくのか。その気持ちがあるから、もっとうまくなりたい、もっと練習したいという気持ちが出てくる。

岡田 そうは言っても、俺はもう指導者としては限界だからな。

小野 いやいや、そんなことはありません。とにかく、基本の型があるから自由な発想が出てくるのに、反対になっているところが日本の問題だと思います。先日、ノーベル賞を受賞した本庶佑さんの「教科書に書いてあることをすべて信じてはいけない。教科書が全部正しいなら、科学の進歩はない」という言葉を紹介しながら、iPS細胞の山中伸弥さんが「勘違いしないように。教科書をとことんまで追求して、もっと違うことがあるんじゃないかと探ることが大事だと言いたいんですよ」と補足されていた。あの掛け合いを聞いて、まさにFC今治のことを言っているような気がしました。

岡田 やっぱり、自由なところから自由な発想は生まれないと思う。縛りとか型、抵抗があって、そこを破ろうとする姿勢から自由な発想、自由な人間が生まれてくるんだと思う。“ゆとり世代”を見て、やりたいことを探しなさいという教育方針には限界があると感じる。錦織圭とか松山英樹とか、見つけられた人はすごいことになっている。でも、大半の人は見つけられなくて苦労している。好きなこと、やりたいことを探せと言われても難しい。きっちり授業をしているからこそ、初めて「こんなのつまんねぇ。こっちの方が面白い」という発想が出てくるんじゃないかと思う。

小野 そうですね。何かベースがあるから、それを破る発想が生まれてくる。

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【著者】小野剛
【発行】株式会社カンゼン
【判型】四六判/272ページ
【価格】1,728円(税込)
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