外国人のほうが日本人を知っているという罠にはまっていないか。オシムは言う「普通に行動しろ」と

2019年08月03日

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オシムが評価するクロップの哲学とは?
   
――ワンプレーの技術の評価ではなく、意図を持って90分の中の振る舞いとして評価するということですね。まさにそれも哲学だと思うのですが、今、まさに確固たるフィロソフィーを持ってそれを体現している監督をあげるとしたら、誰になるでしょうか。やはりペップでしょうか? それともクロップ? シメオネ? チェルシーのサッリも独特の哲学を持っています。
  
 これにオシムは少しの間を置いて答えた。
 
「クロップだな」
 
――ドルトムントでまさにゲーゲンプレスを言語化して伝えましたね。
 
「そこに関しては良い意味でメディアの存在が大きかったと思う。ドイツのメディアは(筆者注、グラーツで暮らすオシムはもちろんドイツ語が堪能だ)少なくともクロップという監督が哲学を持った人だということをしっかりと提示していた。彼の成功はメディアの功績かもしれない。テレビを見たらクロップがどういう人物か分かるだろう。監督自身の解説も施されることで、次にどういうことをするか、ポジティブな予想ができる。緻密で誠実なメディアがクロップを哲学者に仕立てたとも言えるのではないか」
 
――シュワーボはユルゲン・クロップのサッカー哲学の特徴をどう見ていますか? 言語化するとどうなるでしょう。
 
「クロップの哲学は、『人間は間違いを犯す、それはおかしなことではない。サッカー選手たちも間違いを犯す。それもおかしくない』。ミスを受け止めているのが彼の真骨頂 だ。それはすべてのチームにとって大事なこと。選手には間違う権利がある。こう伝えることで、選手たちは生き返る。それはとてもプレーしやすいことだ。彼の問題はゴールが決まるとジャンプをし過ぎて、手を回し過ぎていることだ。それを止める人間がいるな(笑)」
  
※続きは発売中の最新号『フットボール批評issue25』からご覧ください。
 


 
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【商品名】フットボール批評issue25
【発行】株式会社カンゼン
2019年8月6日発売
  
 今号は「哲学」をテーマにフットボールの最前線を探究する。
  
 哲学なきフットボールは早晩淘汰されるものだが、哲学があるからといって勝てないのもまたフットボールだ。テクノロジーや分析の進歩によって、ピッチ内外での情報戦は熾烈を極めている。監督や選手、審判の失態は瞬く間に暴かれてしまう。そんな殺伐とした時代にあって、明確な哲学を感じさせるフットボールは何よりも尊い。現実にただ流されていては面白くないと教えてくれるからだ。
  
 今号ではそんなフットボールの荒波をしなやかに泳いでいく賢人たちの言葉に耳を傾ける。


 

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