「クロス対応では他のGKより特徴を出せる」浦和レッズGK鈴木彩艶はU-22日本代表で成長した姿を
2023年06月09日
戦術/スキル
(写真提供●日本サッカー協会/JFA)
GKの仕事はシュートセーブに加え、ディストリビューション(配球)、コーチングなど多岐にわたる。5月にAFCチャンピオンズリーグ制覇を制覇した浦和レッズの守護神・西川周作は、窮地を救ったファインセーブだけでなく、クロスのハイボール処理など様々な面でピンチを未然に防いでいた。
西川の同僚でもある鈴木彩艶は、一昨年の東京五輪にチーム最年少で招集され、昨年7月にはEAFF E-1サッカー選手権で日本代表(A代表)デビューも果たした。だが、浦和では控えGKという立場で、今季の公式戦で出場したのは、YBCルヴァンカップの4試合のみ。U-22日本代表として出場した3月のU-22ドイツ代表戦を、鈴木はをこう振り返る。
「結果として引き分け(2-2)に終わったんですけど、自分の特徴を出しながら、自分の武器は負けていないなと感じた部分もありました」
鈴木は「昨シーズンと比べて、クロスの安定感や、クロスに対してアグレッシブに飛び出す」プレーに成長を実感しているという。「ゴール前のスペースをどのように守るのか、レッズのGKとして理解できている。レッズのGKは誰が出てもクロス対応の部分では他のGKより特徴を出せる」と自信をのぞかせている。
これまで確立された独自の理論をベースに、日本とスペインで様々な年代を指導してきたジョアン・ミレッGKコーチのもと、浦和では着実にプレーの幅を広げているようだ。鈴木はイングランド戦に向けて、「ドイツ戦の反省を生かして、クロス対応で当たり負けしない部分、キックからチャンスを作る。前回(ドイツ戦)は2失点してしまったので、いかに失点を少なくして抑えるかもトライしてやっていきたい」と意気込んだ。
(取材・文:ジュニサカ編集部)
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