サッカー母ちゃんの”まだまだ”ドタバタ日記「第28回 進路に正解はない!」

2013年10月17日

コラム

「Iの父ちゃんに会ったよ。I、〇〇高校に決まったらしいよ」

次男と同じ中3のI。

夏休みに入ってから、高校サッカー部のセレクションに通いつめていました。どうなったのかな、と心配してたけど、ついに合格をもらったんだぁ!

「よかったじゃない! あの学校なら、悪い評判は聞かないよー! でも、春から寮生活かぁ……」

「それより、Iの父ちゃんがさ、『やっぱり、Tんちが正解だったんじゃないのかな~』ってぼやいてて……」

Tというのは、小学校時代、Iや次男と同じクラブでサッカーをやっていた仲間です。

当然、中学になっても、他の仲間同様、クラブのジュニアユースにそのまま上がるものだと思っていました。

ところが、Tは、部活動を選んだのです。

当時、ウチのクラブは、ジュニアユース連盟に加盟していませんでした。

さらに、コーチの指導法には誰もが一目置いていたけど、サッカーを楽しむ、選手自身が考えるが第一義で、育成の考え方としては最先端とはいえ、スポ魂世代の親から見ると、どこかゆるい感じがしてしょうがない、って問題もありました。

対して、Tの入学した中学は部活動がさかんな学校で、朝練は欠かさず、試合に負ければ罰走あり、サッカー部は戦績もなかなかのもの。

Tは中学入学するや、即レギュラーとなり、中体連ではしかるべき選抜チームに選ばれ、大活躍を続けていました。

Tの噂を聞くたびに、Iの父ちゃん始め、チームのみんなが、「そっちの道もあったかな……」とチラリと思ってしまっていた……ってわけ。

だって、6年生のときには、皆でスタメンを争い合った仲。

Iだって、中体連でなら選抜メンバーに選ばれただろうからね。

第一、中学部活って、クラブに比べたら、お金、かからないってのもあるし。

いよいよ中3になり、高校サッカー部のセレクションがスタートし、チームのみんなは、セレクション会場で、Tと出くわすこともあったようです。

ウチのクラブの子たちが、高校サッカー部のセレクションで苦戦する中、Tが、次々に強豪校から合格をもらっていたものだから、先のIの父ちゃんの、「Tが正解」発言が出てきてしまった。

でも……、今となっては、どっちだって、条件としては同じだよ、って母ちゃんは断言する!

父ちゃんも、「Iの父ちゃんに言っといたよ。ウチの長男、今高校サッカー部でがんばってるけど、はっきり言って、どこの出身だから、トレセンだから、なんてことは、全く関係ないよ、って。ウチはあのクラブで伸び伸びサッカーできてよかったって思ってるよ、って。伸びしろがいっぱいだし、へんなプライドもないし」って。

トレセンとか、都で何位とかは、合格の決め手になりそうな気はする。

でも、勝負はこれからなんだ!

あきらめずに3年間サッカーを続けられるか?
レギュラーを勝ち取れるか?

高校サッカーって、入ってからが、大変なんだよー!
最後まで行かなきゃ、どちらがよかったのかの答えは、出ないんじゃないかなぁ。

ま、ウチの長男はまだ、奈落(byあまちゃん)をさまよってますけどね……。

何はともあれ、I、合格おめでとう!!

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