チーム動画紹介第95回「FORZA!沼南」
2013年11月25日
チームデータ今回は千葉県柏市を主な活動エリアとする「FORZA!沼南」の練習にお邪魔して、コーチの楠本浩史さんにお話を伺いました。
文・写真●ジュニサカ編集部
中学、高校で生きてくる土台を作ってあげたい
――まず初めに「FORZA!沼南」の特徴を教えて下さい。
ドリブルをメインにトレーニングしているところが特徴ですね。(幼稚園児~小学生の)子どもたちに今のうちに自由にボールをコントロールできる能力を身につけさせてあげられるよう指導しています。
――チームでは「個人技術」と「自主性」の向上をコンセプトにされていますね。
実現できているかどうかは別として、そこを目標にやっています(笑)。
小学生年代だと私たちが口を出すとその通りにしなくちゃいけないと考えてしまう子が多いのかなと思います。ですから、練習では最初にここが大事だよということを伝えておいて、後は自分で色々と考えてやってもらっていますね。
ああしろこうしろとは言わないように心掛けています。試合中も私たちが声をかけすぎると、子どもはそっちが気になって仕方がなくプレーも消極的になってしまうので、できるだけプレーの内容に関して言わないようにしています。
――そのコンセプトはチーム発足時から変わらないのでしょうか?
発足時はここまでこだわっていなかったのですが、基本的には楽しいサッカーをやりたいというのがありました。
まずは「蹴る」、「止める」、「運ぶ」というのを重視して、いろいろなチームの良い部分を取り入れながら徐々に今の形になりましたね。基本的にサッカーはパスゲームだと思うんですが、うちのチームはそういう部分でちょっとスタイルが違うのかと思います。
――指導で気をつけられている点は?
うちのチームは個人技術を伸ばしてあげたいというところが強いので、今すぐに結果を求めてはいません。試合でも相手よりボールを持っているのに、結果は惨敗ということが多かったりで。
ただ、中学、高校と先に進んだときに、技術があれば自信につながると思うんです。だから子どもたちには、そのときに生きてくるような技術を身につけさせてあげたいと思って指導しています。小学生ぐらいだと足元の技術がある子よりも、足が速い子や、体が強い子らが目立つ部分があると思うんです。でも、その辺りの身体能力の差は上に行けば行くほど、埋まってくると思いますし、技術という面があれば楽しくサッカーを続けていけるんじゃないかなと。その土台をまずここで作ってあげようと指導していますね。
――子どもたちに目指してほしいプレーは?
試合中のプレッシャーのかかった中でも練習でやってきたことをできるようになってほしいです。そうすれば、プレーしていて楽しいと思うので、勝ち負けはともかく、練習でやったことを試合でどんどんチャレンジしてほしいなと思いますね。
――最後にチームとしてのこれからの目標を教えてください。
やっぱり、練習でやっていることを生かし、選手たち本人、そして見ている人たちをワクワクさせるようなサッカーをやっていければと思いますね。
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