『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.32』に関するお詫び
2014年03月07日
ジュニアサッカーニュース拝啓
平素は、「ジュニアサッカーを応援しよう!」をご覧いただきまして、厚く御礼を申し上げます。
さて、3月6日に発売いたしました『ジュニアサッカーを応援しよう!Vol.32』の一部ページ内に関して誤植がございました。
ご購入いただいた皆様、関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。
以下に該当箇所並びに、このページの一部文章を記載させていただきます。
また、該当するP144-145を修正したPDFデータも当サイトにアップいたしました。ダウンロード後にプリントアウトしていただければ雑誌にはさみ込めるようになっております。ご利用いただければ幸いです。
今後はより一層校正の精度を上げ、このような間違いのない質の高い書籍を制作していくよう努力邁進いたします。
今後とも、「ジュニアサッカーを応援しよう!」のご愛顧の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
敬具
「ジュニアサッカーを応援しよう!」編集長
滝川昂
P144-145を修正したページのご確認はこちらから。
訂正箇所につきましては、p142-145の連載【ファンルーツQ&A道場】内のQ3にて、質問文に対する回答に誤りがございました。正しい回答は、以下となります。
Q3.自分の息子が同学年の子よりも劣る場合、親としてどんなサポートが良いですか?
お子さんが上手でない場合に起こりがちな現象は、親御さんがお子さんのプレーを批判してしまうことです。私たちのチーム(FCトレーロス)では、このような例がありました。親御さんが熱心で、練習や試合でのお子さんの様子をビデオに収め、ご家庭で見ながらアドバイスをしていました。その子は、試合中に目をパチパチするとかモジモジしたまま立ち止まるといった様子を見せていて、プレーに集中できていない様子でした。親御さんの親切が、お子さんにとってはプレッシャーになってしまっていたのです。
私たちは親御さんに「ビデオを取ること、アドバイスを送ることを止めて下さい」とお願いしました。1カ月ほどすると、彼はプレーに集中し始めて少しずつ成長度を高めていきました。アドバイスが的確であったとしても、プレッシャーになって逆効果というケースがあるのです。多くの場合、上手でない子は練習中に指摘されていますし、自分自身で分かっているものです。能力の問題もありますが、小学生年代ではサッカーに夢中になれば、ある程度は技術的に成長するものです。その傾向が見られないというのは、夢中になれない環境に問題が見られる可能性があります。お子さんの方から「あれができない、できるようになりたい、なぜできないのだろう」という声が出たときにだけ助け船を出してあげるのが良いと思います。
ただし、要求に応えれば良いというわけでもありません。新しいスクールに通いたいとか新しいスパイクが欲しいと言いだしたときには、それに見合った努力をするつもりがあるのかどうかを子どもが自分自身に問いかける時間を与えた方が良いでしょう。親御さんから主体的にできることは、サッカーそのものや技術の上達に興味を持てる環境を作ることです。
例えば、子どもが好きなサッカー選手のプレーを集めたDVDなどは、憧れや向上心を引き出す可能性があります。「同じようになるためにどうするか」という話ではなく「すごいね、かっこいいよね」という寄り添い方で良いと思います。実は私の家庭でも、当初は子どもがサッカーに対してあまり熱心ではなく私が歯がゆい思いをしました(笑)。しかし、あるときに子どもがサッカー技術の向上に関心を示した瞬間が訪れました。学校生活や練習、友だちとの会話の中で何かきっかけがあったのだと思います。そのときにスター選手のDVDを子どもと一緒に見て冗談半分に「こんなプレー、できるの?」などと話をしていたら、少しずつ努力をするようになって、実現に近づくという現象が見られました。親御さんは、お子さんのレベルがどの程度かということよりも、サッカーを楽しんでいるかどうかを重視するのが良いと思います。
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