Jフィールド岡山が鏡野JFCを下し、バーモントカップに続き岡山県代表の座を獲得!!/第40回全日本少年サッカー大会 岡山県大会
2016年11月30日
大会情報岡山県代表は、Jフィールド岡山に決定
(文・写真●佐々木萌)
11月27日(日)、岡山県のシティライトスタジアム(岡山県総合グラウンド陸上競技場)で『第40回全日本少年サッカー大会・岡山県大会』が開催。決勝ではJフィールド岡山ジュニア(以下、Jフィールド岡山)と鏡野JFC(以下、鏡野)が対戦し、Jフィールド岡山が初優勝で全国大会出場を決めた。
雨で芝が滑りやすくなっている中、試合開始からピッチを広く使い、パスを繋いでゴールに向かっていくJフィールド岡山と、相手に身体を寄せて、きっちりと守備をする鏡野。互いにチャンスをつくりながらも、一歩も譲らず。両チームとも得点には至らない。
全員で細かくパスを繋いで走り、何度も鏡野ゴール前に迫っていたJフィールド岡山は12分、ペナルティエリア内のファールでPKを得るが、鏡野のキーパーがこれをストップ。先制のチャンスを逃してしまう。
スコアレスのまま迎えた後半、試合が動いたのは27分のこと。9番・福田晋平くんのロングシュートが決まり、鏡野が先制する。
先制点を奪われたことで、さらに積極的に攻めに転じるJフィールド岡山と、堅い守りで得点を許さない鏡野の攻防が続く。
膠着した状況のなか、再び試合が動いたのは後半33分。Jフィールド岡山の10番・渡辺陽輝くんからのパスを受けた9番・森脇丈登くんのゴールでJフィールド岡山が鏡野に追いつき、試合を振り出しに戻す。
その後は、お互いに積極的に攻めあうものの、両チームのゴールキーパーが好セーブを見せるなど、決着がつかず試合は延長戦に突入した。
試合を決めるゴールが決まったのは、延長開始早々の2分。ゴール前の混戦をJフィールド岡山・10番・渡辺くんが制し、ゴールネットを揺らした。
その後も激しい攻防が続いたが、チーム全体で声を掛けあいながら、この1点を最後まで守りきったJフィールド岡山が初優勝を果たした。
試合後、Jフィールド岡山の大西康平監督は「トレーニングから選手に、状況や相手を見て、しっかり判断してプレーしましょうと言っています。しっかりと相手を見て頭で考えながらプレーすることを、選手が自分たちで気付いてプレーしてくれた。(全国に向けて)良い準備をして、しっかりやっていけたらと思う」と、全国大会を見据えた。
■Jフィールド岡山ジュニア キャプテン・和田拓海くんのコメント
(決勝戦を振り返って)攻守の切り替えが速いなか、スペースに良いパスを出せた。「2対1の状態をつくれ」と言われていたので、その状態をつくれて、速く展開ができた。(決勝で対戦した)鏡野は後ろにくるので、スペースを見て仕掛けていって、2対1をつくるというようにした。練習前(アップの時)から、みんなが声を出して集中して、試合でも出せたというのが優勝に繋がった理由だと思う。全国大会でも優勝を狙って、最後まで諦めずにプレーしたい。
■Jフィールド岡山ジュニア 9番・森脇丈登くんのコメント
(ゴールを決めた時は)『ここでゴールを決めて、全国にいってやる』という気持ちだった。(試合中は)『点を決めてやる』と思っていたけど、(ゴールを決めた時は)『全国にいく』という気持ちで飛び込んだらボールがきて、うったら入った。チームの特徴は、いつでもチャレンジ精神をもっていること。自分たちの代が優勝すれば(チームとして)全日初優勝だったから、これを決めて次の代に繋ごうと思っていた。自分たちの特徴であるチャレンジ精神を忘れず、諦めず、全国でも優勝を狙いたい。
■Jフィールド岡山ジュニア 10番・渡辺陽輝くんのコメント
(延長戦でのゴールは)右サイドからボールがきて、まず相手に当たって転がってきたのをダイレクトでシュートした。後半、(鏡野に)ロングシュートを決められて、そこでチームの心がガクッとなったけど、誰かが声を出さないと、そういう空気になってしまうから、「切り替えろ」と自分たちで声を掛けあった。そこからフォーメーションを変えて、前に前にという感じで攻めた。(森脇くんの1点目について)本当は自分でシュートをうちたかったけど、考えたら中が一番フリーかと思って(ボールを)蹴ったら、いいところにいってくれた。サイドが上がったら、相手は絶対にゴール近くにいくから、そのぶん中が空いているので、そこに落とすイメージだけしたら、いいところにいった。中も外も使って連携をもつ。たまに調子が悪い時もあるけれど、声を掛けあって、みんなでフォローしながらやっている。
(延長に入った時は)『やってやるぞ!』というような感じで、その気持ちがみんな一緒だったから、最後に点を取れたと思う。(全日本少年サッカー大会の)全国は初めてになるけど、バーモントカップというフットサル大会で全国大会を経験している。そこでは予選リーグで敗退してしまったので、次はどんな相手でも、まず予選突破を目指して、予選を突破したら優勝だけを目指していきたい。
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