熱中症で倒れてしまった…では遅い!絶対に知っておくべき『熱中症対策』と5つの『水分補給のポイント』

2017年05月31日

メディカル

明日から6月。気温が30度を超え、日差しの強い日も増えてきました。夏本番はこれからですが、急に気温が上がる時期は体が暑さに慣れていないため、熱中症にかかりやすく注意が必要です。適切な熱中症対策が出来ていないと運動中ににめまいや吐き気が起きて体調を崩し最悪の場合、命の危険に及びます。今回は、学校でのスポーツ栄養セミナーやスポーツジム利用者への食事指導などを行っている盛岡さんの言葉から『熱中症対策』と『水分補給のポイント』について考えていきたいと思います。

(文●盛岡良行 写真●佐藤博之、ジュニサカ編集部)


子どもは大人よりも熱中症にかかりやすい!

熱中症対策001

 気温の高い環境下では年齢・性別関係なく熱中症対策は必要ですが、子どもは特に熱中症にかかりやすいため注意しなければなりません。

 それは子どもは体の大きさに対して体表面積が大人よりも大きいため、物理的に熱しやすく冷めやすい体質であるからです。気温が体温よりも高い環境下では、体は皮膚から外気の熱を吸収していき、さらに発汗機能が未発達なこともあり体温はどんどん上昇していきます。

 熱中症対策のためには、できるだけ熱中症になりにくい環境で競技を行うことが大切です。そして熱中症になりにくい環境かどうかを判断する際には、「暑さ指数(WBGT)」という指標を参考にするといいです。

「暑さ指数」とは気温だけでなく湿度や日差しの強さも考慮した指標のこと。暑さ指数が28℃を(厳重警戒)を超えると、熱中症患者が著しく増加することが分かっています。

「暑さ指数」の確認は市販されている計測器でも確認できます。テレビの気象予報でも「熱中症の危険度」などの表現でアナウンスがされていますのでチェックしてみて下さい。

 またNHKホームページ「防ごう熱中症」というページでは、地域別・時間帯別に暑さ指数を詳しく見ることができます。

 運動時における熱中症対策については、日本体育協会は「暑さ指数」ごとに以下のようにまとめているで参考にしてみて下さい。

熱中症予防運動指針


※WBGT℃=暑さ指数
※乾球温度=気温
※WBGT、乾球温度、湿球温度の詳しい情報は、環境省『熱中症予防情報サイト』をご参照ください

熱中症予防運動指針

参考:(公財)日本体育協会:スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック

【注意】
1)環境条件の評価にはWBGTが望ましい
2)乾球温度を用いる場合には、湿度に注意する。湿度が高ければ、1ランク厳しい環境条件の
運動指針を適用する。

 特に暑さ指数が31℃以上になると、皮膚温より外気温のほうが高くなることで体から熱を逃がすことができなくなり大変危険です。31℃以上の環境下では原則として試合や練習は行わないようにして下さい。気温の高い時間帯は避けて、できるだけ午前中や夕方に行うようにしましょう。

 普段は土のグラウンドで競技を行うことがほとんどだと思いますが、公式な大会等で人工芝のグラウンドでプレーをする場合にはさらに要注意です。

 人工芝の特性上、黒いゴムチップや人工のパイル(芝)により暑さ指数はより高くなる傾向にあり、天然芝や土のグラウンドに比べて3℃以上上がるというデータがあります。

 近年は温度上昇を抑制する人工芝も開発されるなど様々な種類があるようですが、基本的に人工芝のグラウンドでは、予報されている暑さ指数+3℃になると考えて下さい。

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