【第37回全日本少年サッカー大会】山梨県大会 決勝レポート「ライバル・Uスポーツクラブに勝利したヴァンフォーレ甲府U-12が6点差をつけて優勝!」
2013年06月24日
大会情報ライバル・Uスポーツクラブに勝利したヴァンフォーレ甲府U-12が6点差をつけて優勝!
試合後、「今日は喋りすぎました」と苦笑いをしたヴァンフォーレ甲府U-12の西川陽介監督。「喋りすぎた」とは”コーチングをしすぎた”というニュアンスのことだと思うが、「ゲームを大事にしてほしい」という思いがそうさせた。
前半開始40秒で名執くんのゴールで先制したヴァンフォーレ甲府は、4分(小林くん)、8分(大和くん)とゴールを決めて前半(10分前後)の給水タイムの時点で、「全日本少年サッカー大会 山梨県大会」で5度の優勝を手にしてきたUスポーツクラブ相手に3-0と大きくリードしていた。西川監督は先制のあとも、追加点のあとも「まだまだできるぞ」、「緩めないよ」、「いい選手になりたかったら緩めるな」などと声を掛け続けた。
「一緒に戦う姿勢は見せますが、普段はもう少し(ゲームを黙って)見ているんですがね」という西川監督だが、19分にも名執くんのゴールで追加点を挙げて4-0で終えた前半はヴァンフォーレ甲府の積極性が結果に直結した内容だった。
Uスポーツクラブは開始40秒の失点から少し受けに回ってしまい、なかなか積極性を発揮できずに前半を終えてしまった。後半も23分(川崎くん)、24分(名執くん)にヴァンフォーレ甲府がゴールを決めて試合の流れを変えさせることなく、6-0で勝利したが今度はUスポーツクラブが”悔しさ”をエネルギーにして挑んで伸びる力に変えることになるだろう。
昨年はポゼッションができても、ポゼッションのためのポゼッションになってシュート数が増えなかったヴァンフォーレ甲府だった。西川監督は「ゴールに向かうために、まずはゴールに近い人にボールをつけ、相手が下がったらポゼッションするというプレーを心がけた。前に速い展開になることもあるけれど、ゴールに向かう姿勢が出るようになってよかった」と話してくれたが、決勝戦では8人制の狙いに合致した積極的な攻撃がゴールに繋がる素晴らしい戦いで全国への切符を手にすることになった。
■ヴァンフォーレ甲府U-12・西川陽介監督のコメント
Uスポーツクラブは歴史が長く、ジュニアでもジュニアユースでもユースでも山梨の王者のような存在です。ヴァンフォーレ甲府のU-12は立ち上がってからまだ4年目で、常にUスポーツクラブを意識してきましたし、多くのことを学ばせてもらってきました。初めて決勝で対戦した一昨年は5年生が最上級生で、昨年は1期生の6年生(現・中学1年)でUスポーツクラブに挑んで敗れました。今年はUスポーツクラブと2戦して僅差ながら2つ勝てたことが自信になっていたと思います。支配される時間が長いゲームもありましたが、同点に追いついてPK戦で勝てたことがよかったのだと思います。今日は立ち上がりから攻めてほしかったが、先制点の場面で深沢くんが一度切り返してからクロスを入れたのですが、その場面をみて気持ちに余裕があると思いました。切り返す前は、(いっぱいいっぱいで、ギリギリかなぁ)と思っていましたが、慌ててクロスを入れることなく、しっかりと相手を見てプレーしていることが分かって(流れはこっちにある)と思いました。
(文・写真●松尾潤)
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(写真●松尾潤)
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