練習前にまずは体を確認しよう! 足裏のアーチ、ゆがんでいませんか?【前編】
2013年11月27日
コラムなかなかわかりにくい体や足裏のゆがみ。でもこれが、サッカーのパフォーマンスや日常生活に大きく影響を及ぼすことを皆さんは知っていますか? ゆがみがサッカーや日常生活に及ぼす影響について、長年スポーツをしている子どもたちの治療に携わっている三宿整骨院院長の渡邊泉先生にお話を伺いました。
文・写真●清水聰 写真●編集部 イラスト●駒見龍也
※『ジュニアサッカーを応援しよう!VOL.16春号』P54-61より転載
「走るのが遅い」のは足裏のゆがみが原因かも!?
【体や足裏のゆがみによるサッカーへの影響】
●走るのが遅い
●ボールを蹴る際にミート率が落ちる
●ディフェンダーを抜く際、左右どちらか抜きにくい方がある
●左右どちらかの足が蹴りにくい
●左右どちらかに反応が遅い
まずは簡単にメディカルチェックをしてみましょう。
■靴底の減り方が左右で非対称的ではありませんか?
■猫背ではありませんか?
■片側の歯ばかりで噛んでいませんか?
■軟らかいものばかり食べていませんか?
■(片側の)肩こりや腰痛を訴えていませんか?
■いつも怪我は片側の足ばかりだったり、いつも片側の足ばかり痛いと言いませんか?
■走るとバタバタ音をさせませんか?
上記の項目の中でお子さんに当てはまることはないだろうか? もし当てはまることがあれば足裏のゆがみや体のゆがみを疑ってみてほしい。
体のゆがみにはふたつのタイプがあるが、例えば上図の場合は右足に体重が乗っていない状態を示している。体のゆがみが原因で右足が左足よりも長くなってしまっている状態は、右足に靴を履いていて左足は履いていない状態と同じ。本来なら分散されるはずの体重が左足にかかり、体がゆがんでいる状態では、右足の足首や関節に正常に力がまっすぐ加わらない(関節がねじれてしまう)。
そのため、右足の側に痛みやすくなったり、捻挫しやすくなる。このように子どもがいつも同じ所ばかり怪我をするとか同じ方の膝だけ痛くなるのは、この体のゆがみが原因になっている場合が多い。
当然、サッカーでも不利な面がある。仮に体のゆがみの影響で右足に力がかかっていない(左半身に体重がかかっていると右の関節に正常に力が加わっていない)子どもはどちらかと言えば右を抜かれやすい。右の反応が鈍いからだ。
常に左足に重心がかかっていて右足は休めをしている状態で、そこからすぐに右へ移動しようとしても当然反応は遅くなる。結果としてディフェンスしているときには右が抜かれやすくなるわけだ。
【ゆがんでいる状態】
【ゆがんでいない状態】
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