イタリア流判断力トレーニング――攻守の「セオリー」を身につけることが判断力向上へつながる【前編】
2014年01月29日
サッカー練習メニュー判断しながら「ゴールを目指す」
さて、判断力を伸ばすにはどんなトレーニングが有効でしょうか。まず、サッカーで最優先すべきは「ゴール」を決めること。1対1、2対2という基礎的なトレーニングでも、ボールをキープするためではなく、あくまでもゴールを目指すことに主眼を置いています。
特にイタリアでは、攻撃側が数的有利な状況でのトレーニングが多い。2対1、3対2、5対3、6対4……。常に攻撃側が1人もしくは2人余る状況で、数的有利を活かして、少しでも早くゴールするというものです。
強引なドリブル突破もOKだし、パスを出すフェイントから1人で行くのもありです。この国では、とにかくゴールという「結果」が出れば、何の問題もないということになります。
DFを割って入ってシュートを打てたら、たとえゴールできなくても、これが「正解」となり、指導者は決してとがめません。もしもDFに突破を止められたら、「パスを出せる可能性があったぞ」と他の選択肢を示しますが、この子自身の突破の決断については怒りません。逆にこういう決断を嫌うのが日本人の国民性のように思うんです。
具体的にすばやい判断を要求するトレーニングの例をあげてみましょう。
カテゴリ別新着記事
コラム
フットボール最新ニュース
- 近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.03.15
- 「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.03.15
- 【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.03.15
- リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.03.15
- 前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.03.15
大会情報
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 大阪大会】フォトギャラリー2024.03.10
- 【卒業記念サッカー大会 第17回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2024.03.09
- 【卒業記念サッカー大会第17回MUFGカップ 愛知大会】フォトギャラリー2024.03.09
お知らせ
ADVERTORIAL
ジュニアサッカー大会『2024'DREAM CUPサマー大会in河口湖』参加チーム募集中!! |
人気記事ランキング
- 日本高校サッカー選抜、欧州遠征参加メンバー発表!
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【東日本】
- 「街クラブ選抜チーム」セレクション募集開始!【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2024 】
- 「2023ナショナルトレセンU-13(後期)」参加メンバー発表!【西日本】
- 『独自の移籍禁止ルール』廃止へ。改めて考えたいジュニアの育成現場の今
- 心に残る卒団式のつくりかた。「卒団式にはチームと選手の個性があらわれる」~OZ湘南FCの場合~
- スペシャリスト育成のためのクアトロゲーム。オランダで盛んに行われる練習の制約と調整【SSGs研究】
- 夕食は18時が理想的。それができない場合は? 「睡眠の質」を高める栄養素
- 子どもたちに状況判断を促す4対4。意図的に数的差異を生み出すデザイン【スモールサイドゲーム】
- 「JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12」2018年度の参加メンバー768名を発表!