風間八宏氏監修!! 世界に通ずる“トラウムトレーニング”流のファーストタッチ習得術とは【後編】
2014年02月13日
コラム「矢印」の意味を伝える効果的トレーニング
「鬼ごっこ」のルール&ポイント
●基本的には大人数で行う。鬼は参加者すべての人数に対して大体1:2
●ボールを触わられない自分の置き位置でボールを守ることができるようにするために「ボールに触れられると交代」のルールと、ボールを守るのではなく、攻めるために相手とどう入れ替わるかを考えさせる「体にタッチされると交代」という2つのルールをその日の子どもの課題に合わせて使い分ける
●ボールを持っている人は敵の「矢印」を意識しながら逆をとってキープするか、味方に預けるなどしてボールを奪われないようにする
●ボールを持っていない味方は、パスコースをつくってボールを持っている人と「つながる」ようにする
「ボールを持っている選手は味方にパスを出してもいいのですが、それではパスゲームになってしまいがちなので、『最後にボールを持っていないと罰ゲーム』というルールをつくったんです。ボールを持っている選手は、周りの選手たちがパスコースに顔を出してくれたときに、パスを出す選択肢と同時に、パスを出さないという選択肢もできるわけです。できるだけボールは持っていたいけれど、ボールをずっと持っていれば敵が来てしまう。
だから、敵の『矢印』から逃れる方法を考えるわけですが、場所(スペース)に逃げれば、敵の体のスピードも上がってしまう。それでも構わないけれど、敵に体のスピードで勝てなければボールを奪われてしまいますよね? だから、敵をよく見ながら『矢印』を利用して逆をとることを考えるんです。そのときは味方をうまく使えばいい。
当然、狭いグリッドで『鬼ごっこ』をやれば、敵のスピードも速くなるので、ボールを持っている選手は、技術のスピードと、頭の判断のスピードのいずれも必要になります。そのスピードに対応できなくて、すぐにボールを奪われてしまう子どもが多いようであればグリッドを広げることもあります」
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