風間八宏氏監修!! 世界に通ずる“トラウムトレーニング”流のファーストタッチ習得術とは【後編】
2014年02月13日
コラム「つながる」──パスコースに顔を出す
この「鬼ごっこ」で、敵の「矢印」という考え方と同時に大事になるのが、周りの選手がパスのアングルをつくって、そのコースに顔を出すということ。トラウムトレーニングでは「つながる」という言葉を使って説明する。
「ボールにつながっている?」
「ボールがほしいときは、ボールが見える場所に出てくるんだよ」
そんな内藤氏の声が飛ぶ。
「しっかり味方とつながってパスコースに顔を出す。そして、ボールにつながった選手が、速いパスが来てもピタリと足下に止められる技術(『家』にボールをおさめる)を身につけていれば、どんどんパスはつながります。
そういう技術のスピードが上がっていき、さらに同時に(次を考える)頭の判断のスピードが上がっていけば、集団としてどんどんつながっていけるんです。それこそ、狭い場所でも、敵に一切ボールと体を触られずにゴールまでつながっていくこともできます」
指導を続けていくと、どんな子どもも、徐々にボールとつながれるようになるという。
「ボールを持っている選手が止まっていれば、周りの子どもはつながれるようになります。ただし、ボールを持っている選手がドリブルをするなどして、ボールの場所が変わると、敵とのアングルも変わることになります。そういう状況に対して、臨機応変に動き直してボールとつながる、という段階まで到達するのは、ややハードルが高いかもしれません。大学生でもなかなかできないことですから。
ただ、そういうときこそ、僕ら指導陣としては『自分のアイデアを持っている子どもは隠れてないで出ておいで!』というところですね。結局、僕らは子どもたちにいろいろな材料を提供してあげて、サッカーを楽しむための技術を身につけさせてあげることが役割。その先は子どもたちの意識の高さや工夫次第になっていきますから」
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