カラダを知る授業。メッシのドリブルの秘密は「骨盤」にある!
2014年05月06日
コラム前傾姿勢こそが、骨盤がおきている証拠
「骨盤おこし」の提唱者として知られる、えにし治療院の中村考宏氏は「寝てしまっている骨盤をおこすことで、眠っている体の力を呼び覚ますことができる」という。
「メッシのプレーは、常に、前へ、前へ、とスピードや瞬間的な爆発力を感じさせるものです。ドリブルをしているときの姿勢がとても前がかりですよね。あの胸が前へ出ている前傾姿勢こそが、骨盤がおきている証拠なのです」
わかりやすい例としてあげられるのが黒人のアスリートだ。彼らは、優れた身体能力の高さに抜きんでていて、どうしても素質や才能だけに目がいきがち。
しかし、その姿勢にこそ注目してほしい。全身をバネのように使い、お尻がプリッとしている。あのシルエットが、しっかり骨盤がおきている証拠だ。
たとえば、世界最速王として知られるウサイン・ボルト選手。あれだけのスピードは、鋼のような隆々の筋肉……ではなく、倒れ込むような前傾姿勢から生まれたものなのだ。
【次ページ】ポイントは股関節の柔軟性
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