W杯で素早い判断力・決断力を武器に戦うドイツ代表。その力を高める秘密はライフキネティック理論にあり
2014年07月14日
コラム新しい刺激を脳内に与える
日本では「ライフキネティック理論とは?」と聞かれ、すぐに答えられる人は多くはありません。簡単に説明すると、ライフキネティック理論とは、2つ以上の異なるコーディネーション運動と認知・視覚能力が問われる課題を、同時、あるいは順番に行うことで脳内に刺激を与えて脳処理のキャパシティと速度を向上させるトレーニングのことです。
香川真司選手の能力を磨き上げたユルゲン・クロップ監督がボルシア・ドルトムントのトレーニングに導入したことで有名になり、最近ではドイツ代表監督のヨアヒム・レーブも「新しい刺激、新しいもの、新しい練習。さらに、一歩先に踏み出すのにいいものだ」と取り入れています。
効果的な学習・トレーニングをするためには、脳内でドーパミンが多く放出されていることが重要だそうです。では、どのような時にドーパミンは出てくるのでしょうか。
それは目の前にクリアしたいと思う実現可能な目標がある時、そして、楽しんでいる時に出ているそうです。ライフキネティック理論はその両方をうまく組み合わせてトレーニングを考案しています。つまり、楽しみながら、ちょっと頑張ればクリアできそうな課題にトライさせる。そのトレーニングは決して難しい動きは必要なく、誰にでもできるというのが特徴で、この体験セミナーには高齢の参加者も数人いました。
実際に、どのようなトレーニングをするのかを説明します。最初は誰にでもできる失敗しようがない程度の簡単なものから始め、少しずつ複雑になっていきます。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 東北トレセンU-13が開催!
- かつて“怪物”と呼ばれた少年。耳を傾けたい先人の言葉
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 染谷先生のトレセン&セレクション虎の巻「パス&コントロール①」
- 【第94回全国高校サッカー選手権大会】高校サッカー選手のジュニア時代 北海道・東北
- 高校サッカーの名門、滝川第二高校の元監督が説く、育成哲学。『人の心を耕す』が発売!