世界一を成し遂げた横河武蔵野FCに聞く!日本が世界に通じるもの、通じないもの
2014年12月12日
インタビュー“世界と戦って見えたサッカーの本質の追求
――世界と日本との比較では、どのような手応え、課題を感じましたか
私たちのチームに限った話ではなく、日本の選手は、サッカーが上手だなと思います。世界大会に参加した他チームがすべて各国のトップクラスとは限りませんが、日本のチームはボール扱いのテクニックに長けていると思います。
さらに、真面目さ、集中力があって、何度も攻撃を組み立て直す我慢強さを持っています。今回は、そういう良さを前面に出して、相手の勢いをいなして結果を得ることができました。ただ、海外の国の子の方がサッカーをもっとシンプルに捉えている印象です。
ボールを奪う、ゴールを奪うという目的が明確で、ボールを奪ったらゴールに近い選手に渡してシュートを狙う。サッカーの本質ですよね。
日本にはドリブルに特化して個人技を磨いたり、パスサッカーを教えてポジショニングやキックを上手にしたりする優れた指導者がいます。でも、僕も含めてもっと本質を追求しないといけないのではないかと少し葛藤を覚えました。
――国内でジュニアサッカーワールドチャレンジという大会が行われ、バルセロナU-12が2年連続で出場していますが、彼らもワンプレーにかける気迫が違いました
あのチームにも通じるものがありますよね。メンタリティーの部分で、日本の選手も「絶対に奪うぞ」という気持ちでやっているとは思うのですが、海外とは物差しが違うような気がします。
U-12の段階では日本が技術で上回っていますが、海外の選手は日本の選手よりも身体的な能力が上がるでしょうし、大人になるにつれて技術や戦術の面も整理されていきます。そう考えると、今回は僕たちが勝ちましたけど、やはり今のままでは、大人になったときには逆転されてしまうのではないかと思います。
もしかすると、日本はサッカーを教え過ぎたり、試合をし過ぎたりしているのかもしれません。土曜、日曜で1日に何試合も行うということが珍しくありません。海外は、週末のリーグ戦に向けて自分で高めていくサイクルができ上がっていて、子どもの中で勝ちたいという欲求が生まれていく時間があるのでしょう。
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