【第39回全日本少年サッカー大会】神奈川県大会 決勝フォトレポート&大会結果「横浜F・マリノスプライマリーが、520チームが参加した神奈川県大会の頂点に立つ!!」
2015年11月30日
大会情報横浜F・マリノスプライマリーが、520チームが参加した神奈川県大会の頂点に立つ!!
(文・写真●山本浩之)
11月29日(日)、みなとみらいマリノスタウンTCにて、第39回全日本少年サッカー大会神奈川県大会の決勝があり、横浜F・マリノスプライマリー(以下、プライマリー)がバディーSC(以下、バディー)を1―0で破り、第37回大会以来2大会ぶりとなる8度目の優勝を飾った。
「マリノスタウンで最後の主役の座はバディーには譲らない!!」とプライマリーの選手たちは決勝を前に誓った。「ここは3年生のときから通っていた思い出のグラウンド。今日はこれまでにやってきたことを全て出し切るだけでした」とプライマリーのキャプテンを務める8番・山根陸くんは思いを口にした。マリノスタウンでの活動は3月まで続けられるが、この日の決勝が天然芝グラウンドでのラストゲームとなる。
試合が始まると、プライマリーはボールをつなぎながらスペースを作り出しては、スピードと切れのあるドリブルでボールを前に運んだ。対するバディーは人数をかけてプライマリーのラストパスを封鎖すると、「これまではトップがボールを受けてから攻撃のテンポを作っていましたが、監督が交代してからは、うしろからつないで組み立てるようになりました」とキャプテンマークを巻く9番・杉田隼くん。
こうしたバディーのボール回しに「あまり前からプレスに行かないようにしていました。蹴られたら終わりだという思いがあったからです。だから、奪えるチャンスがあれば行くというのが約束事でした」とプライマリーの山根くんは策を教えてくれた。
両チームとも、相手の動きを見ながら状況を判断し、試合を進め、スコアレスのままで前半の攻防を終えると、後半はバディーに、ドリブルでの縦の突破やシュートが多く見られるようになってきた。しかし、ゴールネットを揺らしたのはプライマリーだった。
コーナーキックでのこと。「キャプテンの陸くんがキッカーの西村(岳)くんに『力を抜け!』って言っていました。そしたらすごくいいボールが飛んできて、本当に僕は頭に当てるだけでよかったんです。ヘディングではあまり得点を決めたことがないので、正直自分でも驚きました」と殊勲の9番・横溝広太くんは振り返る。
一方、「マークとの身長差があったところを狙われました」とバディーのゴールマウスを守っていた1番・吉森貴史くん。「残り5分での失点でしたが、みんなすぐに取り返そうという気持ちになっていました」と最後までゴールへの執念をみせたのだが、そのまま1-0でタイムアップ。
4月の520チームが参加した「こくみん共済U-12サッカーリーグ」からスタートし、絞り込まれた128チームによって競われた神奈川県大会はプライマリーに栄冠が輝いた。
■横浜F・マリノスプライマリー・永山邦夫監督のコメント
この大会を振り返ってみると、公式戦の試合数が増えたことはよかったのですが、前期リーグではレベル差があり、強度の高い試合を実現するという意味では、今後の課題になると思います。決勝は、対戦相手のバディーさんとは、互いに刺激し合える関係にあるので、拮抗した試合展開のなかで、うちもクロスバーに助けられたシーンもありましたし、結果的にうちが勝ちましたが、その点が「入る・入らない」という部分は、ほんのわずかな差だけでした。試合の内容は、各選手が意図しながらボールを保持して、チャンスを見つけたら、パスをつなげたり、ドリブルで進入したりすることができていました。全国大会は注目される舞台なので、選手にとっては価値のある経験となります。どれだけ力を発揮できるのか、チャンスを勝ち取れるのかという競争をしてもらえたらいいですね。
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