「監督は目立たなくていい」サンフレッチェ広島・森保一監督が明かす“指導者としての流儀”

2015年12月02日

コラム

BEIJING, CHINA - APRIL 16:  Sanfrecce Hiroshima head coach Hajime Moriyasu talk with Tsukasa Shiotani during the AFC Champions match between Sanfrecce Hiroshima and Beijing Guo'an at Workers Stadium on April 16, 2014 in Beijing, China.  (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

これまで「いいよ」と言ってきたことを「ダメだ」と言ってしまわないように

 サンフレッチェ広島の監督になってから現在までの2年半でも、サッカーの神様から、「お前はこの試練を乗り越えられるのか?」と試されているような場面がたくさんありました。

 たとえば、2連覇を達成した2013年シーズンの8月から9月にかけて、Jリーグで5試合勝ちなし、3連敗したときがそうでした。

 後の章でも詳しく書きますが、このときに心がけたのは「継続」です。もちろん、状況を打開するために変えなければいけないことはあります。でも、一番大事なのはメンタルの部分で、それまで選手に対して「いいよ」と言ってきたことを「ダメだ」と言ってしまうようなことがないように気をつけました。

 追い込まれるとその判断が難しくなるのですが、だからといって、それまで「白」だったものを「黒」だと言ってしまうようなことは、絶対に自分の中であってはいけないと思っています。それは僕がこれまでいろいろな監督さんを観てきた中で感じたことでもあり、僕の生き方としてそうありたい、と強く思う部分でもあります。


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⇒J1リーグ2連覇を果たしたサンフレッチェ広島の森保一監督が明かす指揮官の極意。育成型クラブのかじ取り役を担う森保監督が綴るチームマネジメント術と監督業の真髄。
 

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