ドルトムントが11歳の天才少年を獲得。15歳大会でも飛び級で活躍した稀代のゴールハンター

2016年05月16日

ジュニアサッカーニュース

DORTMUND, GERMANY - DECEMBER 05:  Fans of Dortmund hold up their scarfs during the Bundesliga match between Borussia Dortmund and 1899 Hoffenheim at Signal Iduna Park on December 5, 2014 in Dortmund, Germany.  (Photo by Alex Grimm/Bongarts/Getty Images)
(写真●Getty Imges)

 香川真司が所属するボルシア・ドルトムントは、ザンクトパウリから11歳のFWユスファ・ムココを獲得した。14日、ドイツ紙『ビルト』を含む欧州各国メディアが報じている。

 ムココは、2004年にカメルーン人の両親から生まれたドイツ国籍を持つ少年。身長は170cm(2016年時点)と恵まれた体格を持ち、快足が武器。そして両利きだ。2013年のTSVアイントラハト・インメンベックで開催されたU-13のトーナメントと2014年の12月に行われたエキタス・カップの両大会で得点王に輝いている。

 ザンクトパウリは今季、彼を飛び級となるU-15カテゴリーでプレーさせたが、リーグ戦では23ゴールを決め、チームの軸になっていたという。

 ムココには、年齢としては桁違いの体つきを持ち、またその類まれな才能から、出生年を誤魔化しているという疑惑の目が向けられている。それに対し父親のジョゼフ氏は、「11歳以上であるはずがないよ。彼の母親は27歳だからね。ユスファが生まれてからすぐに私はヤウンデのドイツ領事館でその記録を記入したんだ。だからそれに間違いはないよ」とその疑いを晴らしている。天才ならではのエピソードと言えるだろう。

 ドルトムントは、未だにどのカテゴリーにムココを入れるかを発表してはいない。果たしてムココはどのような成長曲線を描くのか。育成に定評のあるドルトムントだけに、しっかりとプランを練っているところだろう。

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