[ネイマール・ジュニア・ファイブ日本決勝] 前橋育英出身選手らを擁し、埼玉県代表“Team Oh My God”がブラジル行きを決める!
2016年05月20日
ジュニアサッカーニュース5月14日(土)、名古屋市中区にある矢場公園にてネイマール・ジュニア・ファイブ日本決勝が開催されました。
ネイマール・ジュニア・ファイブは、フットサルよりもひとまわり狭いサイズのコート上で、5対5形式で行われます。ピッチ内ではネイマール本人の生い立ちから育まれたプレースタイルである、複数の選手に囲まれてもくぐり抜ける個人技、時には味方に見たてて壁パス、近い距離を複数の味方のパスワークで崩す術など、ストリートでプレーしたネイマールならではのアイデアをコンセプトにしています。なかでも、得点を重ねるごとに敵チームメンバーを一人ずつ減らしていけるルールには同選手独自の“遊び心”が詰まっていました。
そんな大会に参加したのは、16歳から25歳までのアマチュア選手で構成され、全国の予選を勝ち抜いた13チーム。優勝チームには7月9日、ブラジルサンパウロのネイマール所有の「ネイマールJr教育センター」で開催される世界大会出場権と、本人と会えるチャンスが待っているとあって、各チームともに真剣に勝負に臨んでいました。
出場選手の年齢はまちまちながら、参加した選手たちには、中学・高校生時代にサッカーに打ち込んできた選手が多い大会となっていました。
チームのひとつ、佐賀県鳥栖大会優勝の“VALENTIA FAMILIA”は“VALENTIA”というジュニア、ジュニアユースを対象としたチームのOBによって結成され、見事県予選を優勝したのち、愛知県に住むOBなども集めてこの日本大会に出場。決勝大会から出場した同チーム光安兼作(19)さんは、「同チーム在籍後、鳥栖工業サッカー部でサッカーをしていました。いまは愛知県で就職していたので、全国大会にむけたメンバーにOB参加選手として声がかかり、今回参加しました」という。全国大会予選でチームは敗れてしまったものの、「楽しい大会ですよ」と笑顔で答えてくれました。
今大会、決勝戦で見事優勝を果たしたのは、埼玉県さいたま大会で優勝した“Team Oh My God”。武蔵大学在学中に偶然履修していた“フットサル”の授業が皆一緒で、知り合ったという5名で結成されたメンバー。キャプテンを務めた原田琢也(24)さんが大学1年生で海外留学以降、連絡を取り合うことはなく、交友関係は大学1年生時代のみ。今回、たまたま4人全員にTwitterを通じて連絡したことで、長い月日を経てつながったチームながら見事ブラジル行きの切符を手にしました。
優勝したあとのお話では「僕が声をかけたメンバーが良かったね」と胸を張った原田さん。メンバーの仲原拓磨(24)さんは、武蔵大学でサッカー部のキャプテンを務めたとともに、前橋育英高校出身で2009年に群馬勢で初めて夏の高校総体で優勝したサッカー部でプレーした経験を持つ。同チームの篠原貴大(24)さんも第37回全国中学サッカー大会で第二砂町中学校のサッカー部としてベスト16を果たすなど、チーム5人中4名が中学・高校時代に全国大会を経験。こんな偶然の再会のきっかけにもなった第1回目“ネイマール・ジュニア・ファイブ”。
かつてピッチで真剣にサッカーに取り組んできた選手にとって、そして時を経てもボールを一緒に蹴った仲間とつながることのできるプレーの場として、多くのプレーヤーに貴重な機会を提供する場所となったのではないでしょうか。
カテゴリ別新着記事
ニュース
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
風間八宏が考える選手が育つ環境設定「自主トレの時間で選手たちは伸びる」2021.03.03
-
「共通理解を持ってサッカーをする習慣がありますか?」興國高・内野監督と考える“プレーモデル在り方”とは2021.02.12
-
キミはどんなタイプかな? 自分のプレースタイルを知るための“40の質問”2021.01.22
-
「eスポーツ」はスポーツか? サッカー選手を目指した少年がeスポーツ選手になるまで2021.01.20
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 育成年代で「普遍的な戦術」を教えなければ、新しい環境に順応できなくなる
- 風間八宏が考える選手が育つ環境設定「自主トレの時間で選手たちは伸びる」
- 栄養不足は身長が伸びない原因に! 子どもの成長を促す亜鉛の重要性って?
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 正しく使用すれば、早く治る、綺麗に治るなどの効果を実感できるモイストヒーリングのキズケア製品とは
- 元バルサ育成統括コーディネーターが語る指導理論。「7~8歳になるまではサッカーのトレーニングを開始するべきではない」
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?
- 技術だけを切り取った練習は成立しない。ドリブルの本質を理解するために必要な戦術的意図