FC東京U-14が挑んだ『フットボールフォーフレンドシップ』。世界の壁を前に選手たちは何を感じたのか
2016年06月04日
コラム選手たちが得たそれぞれの課題
試合を終えた選手たちも一様に悔しそうな表情を浮かべていました。ただ北コーチの言葉通り、今大会は彼らがさらに強くなるためのきっかけになったように感じました。
キャプテン・小林慶太選手(2年生)は「この試合での悔しさを忘れずに、これから日々の練習で今回みつかった自分の課題を克服して、将来この選手たちとまた闘って勝てるようになりたい」と飛躍を誓っていました。
そして海外での三戦を終えて、試合後の選手たちはそれぞれにも様々な課題を見つけていました。
●青木友佑選手(2年生)
「『決めきゃ、決めなきゃ』という焦りがありました。三試合目が一番焦っていて、ボールをトップの位置でおさめても、自分で前に行こうとするあまり、思わず手を使い三回もファールになりました。もったいなかったです。もっと冷静に、もっと周りを見て、(試合)全体を見ながらプレーするために、練習でチャンレンジしたいと思います」
●新良介選手(2年生)
「自分の特徴の左足は通用した部分がありました。ただゴールを獲る数がまだ足りません。これからそこにこだわってやっていきたい。気持ちを持っていても、なかなかピッチの上ですべて表現することはむずかしいことだと思っていますが、海外の選手たちはいとも簡単に気持ちをプレーにつなげるので、それを体験できたのは今回の大会で一番の収穫です」
●渡邉夏伊選手(2年生)
「自分たちが最初から思いきり行けていなかったので、やり残したなという感じがあります。シュートもけっこう枠外だったので、精度をあげて、一試合目では体が重く試合中にバテていたので、今後しっかり(守備にも)戻れるようにしていきたいです」
彼らがチームとして海外への遠征を経験するのは初めてだったそうです。そして『フットボールフォーフレンドシップ』という貴重な大会を通じて、彼らはまだ知ることのなかった世界の同世代と対戦し、それぞれに得た課題を見つけていました。
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