久保建英選手は先人を超える逸材か。類まれな潜在能力、タフな戦い制し日本の未来を担う存在へ
2016年09月14日
サッカーエンタメ最前線久保建英選手ら擁するU-16日本代表の戦いがいよいよ始まる。アジアを勝ち抜けば来年のU-17W杯に出場できる。重要なのは、結果を出した上で、選手たちが成長していくことだ。過去には小野伸二選手、高原直泰選手、柿谷曜一朗選手らが羽ばたいた。期待が高い久保選手は彼らを超える逸材なのか。
(文●元川悦子 写真●熱中!高校サッカー編集部)
久保への期待。監督は牽制「騒がれてつぶれた選手はいっぱいいる」
2017年8~9月にかけてインドで開催されるU-17W杯出場権獲得を目指しているU-16日本代表が、16日からアジア最終予選を兼ねたAFC・U-16選手権(インド)に挑む。
森山佳郎監督率いるチームは11日に日本を出発し、12日から現地・ゴアで事前調整を行っているが、センターバック要員だった関川郁万(流通経済柏高)がケガで離脱。追加招集した西尾隆矢(C大阪U-15)も負傷し、松本凪夫(C大阪U-15)が呼ばれるなど、大会開幕前から波乱含みの展開になっている。主力の瀬古歩夢(C大阪U-18)や福岡慎平(京都U-18)、平川怜、久保建英(ともにFC東京U-18)らに負傷者が出ないことを今は強く願うばかりだ。
世界切符を取るために、若き日本は初戦・ベトナム戦から最低4試合を勝ち上がらなければならない。森山監督が「決めるべきところで決められるか」というのを最重要テーマに掲げている通り、誰が攻撃陣をけん引し、勝利を引き寄せるゴールを挙げるかが非常に大きなポイントになってくる。
FW陣には、ターゲット役をこなせてチャンスメークもフィニッシュもできる万能型の宮代大聖(川崎U-18)、シュート力に秀でた中村敬斗(三菱養和)、180cmの高さと裏に抜け出すスピードを併せ持つ山田寛人(C大阪U-18)、170cmの小柄さを逆手に取って相手を外すうまさを見せる棚橋尭士(横浜ユース)と、非凡な創造性を持つバルセロナ帰りのレフティ・久保建英の5人が名を連ねる。
森山監督は「あんまり多くを期待しないでください。15歳になったばかりで日本の期待を背負わせるのはどうかな。釜本2世とか中田2世とか騒がれてつぶれた選手はいっぱいいる」と久保への過剰な期待を寄せる報道陣に釘を刺す。
だが、現U-16代表に彼ほどプレーの優先順位をしっかりと考え、的確な判断を下せる選手はいない。また、過去の歴史を振り返ってみると、世界切符をもぎ取ったU-16日本代表には、チームをけん引する「エース級の選手」が存在していた。彼らはA代表でも活躍するほど成長を遂げているのだ。久保にとっても重要な大会なのだ。
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