【第40回全日本少年サッカー大会】「ミスを恐れてチャレンジしないことが大きな失敗」。完敗で大会を去ったヴァンフォーレ甲府に見る、次につなげるゲームの終わらせ方/決勝大会レポート
2016年12月30日
大会情報育成年代のサッカーはオフ・ザ・ピッチもつながっている
(取材・文●木之下潤 写真●佐藤博之)
今大会、優勝候補の一角と目されていたヴァンフォーレ甲府がベスト8で姿を消した。ジュニア年代の試合はどんなことも起こりうるから、結果に驚きはない。しかし、スコアが意外だった。拮抗するだろうと思われた横浜F・マリノスを相手に1-5と大敗したからだ。今年は何度も対戦し、死闘を演じているライバルに大量失点を喫するとは、誰も予想し得なかった。
3月のダノンネーションズカップ2016を制して、日本代表として出場した10月の世界大会では準優勝を果たし、周囲は今大会の活躍を期待していた。試合後、西川陽介監督は5失点という現実に向き合い、ありのままに口を開いてくれた。
「マリノスさんの試合は何度も見ているので、今年はアタックの力が優れているのはわかっていたことです。だから、自分たちがリスクを負って攻めたときに失点する可能性があるのは、試合前から予測できていたことです。ただ、自分たちに原因がある失点だったから…。
今朝ちょうど、オフ・ザ・ピッチのところで話をしたところなんです。『人任せはいけない。もっと自分に矛先を向けろ』と。今日の試合は選手たちの日ごろからの、オフ・ザ・ピッチの姿勢が丸々出た試合だったと思います。私にとっても選手にとっても、それを実感できたのは本当によかったとサッカーに感謝しています。もちろん、『この大会のこの場面で!?(苦笑)』という気持ちもありますが、またサッカーに一つ教わったなと素直に感じています」
カテゴリ別新着記事
ニュース
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
風間八宏が考える選手が育つ環境設定「自主トレの時間で選手たちは伸びる」2021.03.03
-
「共通理解を持ってサッカーをする習慣がありますか?」興國高・内野監督と考える“プレーモデル在り方”とは2021.02.12
-
キミはどんなタイプかな? 自分のプレースタイルを知るための“40の質問”2021.01.22
-
「eスポーツ」はスポーツか? サッカー選手を目指した少年がeスポーツ選手になるまで2021.01.20
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 育成年代で「普遍的な戦術」を教えなければ、新しい環境に順応できなくなる
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 元バルサ育成統括コーディネーターが語る指導理論。「7~8歳になるまではサッカーのトレーニングを開始するべきではない」
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?
- 栄養不足は身長が伸びない原因に! 子どもの成長を促す亜鉛の重要性って?
- フットボールは“判断”のスポーツ。育成年代に必要な「サッカーへの情熱」を引き出す指導法
- 正しく使用すれば、早く治る、綺麗に治るなどの効果を実感できるモイストヒーリングのキズケア製品とは
- 身長は「遺伝」なのか?子どもの背を伸ばす「2つ」の要素