ドイツサッカー育成改革の根源。積極的な情報開示と“草の根”への投資

2017年01月23日

コラム

目を逸らしてはいけない指導者の給料問題

――育成年代で、いい指導者に巡り合えるかは本当に難しい。街・村クラブにはお金を支払う力がありません。クラブ内、そして社会で、『どれだけ子どもたちの指導者が重要で、大切なのか』という点で正当な評価がされていないのは問題です。

「ドイツでは、ボランティア活動に携わることを美徳とする文化がある。そのおかげで子どもたちは格安でサッカーができる。今も月謝は5ユーロくらいだ。テニスや音楽などの月謝はとても高いが、サッカーは安い。

 ただ、そうなると指導者にはお金は入ってこない。それだと多くを望むことも当然できない。指導者の質を考えるなら、選手が5ユーロではなく、50ユーロを払うようになり、指導者が月に300〜400ユーロは稼げるようになれば、育成層にもっとシビアに取り組むこともできる。

 だが、今日では時間を作ってコーチをしてくれる人を見つけるだけでも喜ばしいことなんだ」

カテゴリ別新着記事

お知らせ



school_01 都道府県別サッカースクール一覧
体験入学でスクールを選ぼう!

おすすめ記事


Twitter Facebook

チームリンク