8人制から11人制への移行は「ボールを5号球に変えるぐらい」/ディアブロッサ高田FC 川上弘仁監督 編【短期連載】

2017年03月22日

コラム

出場メンバーは監督が責任を持って評価し判断するもの

――8人制サッカーは同時に選手の出場機会の増加もうたっています。ディアブロッサ高田FCでは選手の出場機会についてどのようにやられていますか?

「私たちは学年によって選手数が多い場合はAチーム、Bチームに分けてそれぞれで試合経験を積ませるようにしていますし、基本的には全員にたくさん試合を経験させられるように努めています。ただし全国大会につながるような大きな公式戦については実力主義、その他はできる限り多くの選手が出場できるように配慮はしています。

 でも、実際に全少のようなチャンピオンシップ的な意味合いを含んでいる大会では“試合出場を平等にする”のは難しいと感じます。やはりサッカーは監督に評価を受けて試合出場を勝ち取るものですから、すべてが平等というのはありません。

 いろんな子どもがいて頑張っている子伸び盛りの子などがいる中で、だからこそ監督がしっかりと責任を持って評価しメンバーを選ばなければなりません。そういう部分については、うちの選手たちはわかってくれていると思っています。ベンチに座っている子たちにもチームの一員だから見ているよというメッセージは送るし、言葉でも伝えています」

――全日本少年サッカー大会の決勝を視察されたJFA会長の田嶋幸三さんは、「交代選手の少なさ」について少し触れていました。

「あれは全国大会の決勝だし、ジュニア年代で最大規模の大会を見ての言葉ではないかと感じてしまいます。一部では『チビリンピックのように完全ターンオーバー制にしてはどうか』という話も耳にしますが、あの大会は出場チーム数が全少に比べるとガクンと減るのをご存知ですか。奈良だと出場数が全少の80チーム弱から一気に20チームぐらいになります。ようするに、一学年で2チーム分の選手が必要になるからクラブとしての規模の大きさが影響してしまいます」

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