そもそも“8人制”はサッカーなのか。サッカーの本質、味わいを考える/スエルテ横浜代表 久保田大介氏 編【短期連載】
2017年03月27日
コラムサッカーの味わいはリズムや味方とどうプレーするかだと思う
――おもしろい考え方です。2トップや3トップ、4バックや1ボランチなどポジションごとの役割を考慮して減らしてみるとポジションをいじらずに削るのは難しい部分もありますね。他に、何かありますか?
「フルピッチを半分にして8人制ピッチを作ると、人数8人は多いと思います。高学年になれば、20分ハーフならスタミナに余裕が出てきます。そうなると、スタートからオールコートプレスが可能になってサッカーでは不可能な戦術が生まれます。11人制サッカーはピッチが広く、いつかスタミナが落ちるから試合でリズムを作ったり駆け引きが生まれたりする。そこにサッカーとしての味わいがあるんです。そこには“スタミナ”という問題がつきまとうからなんです。
現在、全日本少年サッカー大会(以下、全少)は冬開催です。以前は夏だったからスタミナに焦点が当たらなかったけど、今は疲れ知らずのチームもあります。しかも6年生の冬だから体が大きくなり、フィジカルも体力も上がる中で8人制のピッチは小さいと感じます。ボールもゴールも小さいし、見ていると『この年代の子どもたちに適しているの?』と思ってしまいます。優勝したセンアーノ神戸はオールコートプレスが見事にハマっていました。あの選手たちは個々のスキルが高かった上に、あの戦いができてしまった。本当にすごいことです。
8人制サッカーの試合をいろいろと見ていると、3人目の動きが難しいように感じます。『リスクなんていいからいけ』という指導者なら問題はないんです。ただ現実はそうではないから、子どもたちが“ゴールを狙い守るためにリスクをどう捉えるか”というサッカーの味わいを考えにくい状況に陥っているんです」
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