“彼こそフットボールマスター”!! 今季限りで引退したシャビ・アロンソのプレーを動画で見る
2017年05月25日
サッカーエンタメ最前線攻守がめまぐるしく入れ替わるサッカーの試合において優秀なゲームメイカーの存在は必要不可欠。中盤の主導権をどちらのチームが握るかによって試合の結果が大きく左右されるからです。今回は、かつてリバプールやレアル・マドリードなどに在籍しスペイン代表では2010年の南アフリカW杯の優勝に貢献し、今月のブンデスリーガ最終節を持って自身のキャリアに終止符を打ったシャビ・アロンソのプレー集から”優れたプレーメーカー像”を学んでいきたいと思います。
文●中澤捺生/ジュニサカ編集部 写真●Getty Images
優れたプレーメーカーというのはどういった選手なのでしょうか? ボール奪取力に長けていて守備面で活躍するレアル・マドリードのカゼミーロやドリブルで局面を打開し意外性のあるパスでバルセロナの攻撃陣を牽引するイニエスタなど様々なプレイヤーがいます。しかし例に挙げた選手は攻撃と守備。両方の分野を得意としているわけではありません。
その一方で今季限りで引退したシャビ・アロンソは意外性のある一本のスルーパスやボールを持った時の状況判断力。特に彼の両足から蹴れらるロングフィードは味方の選手にピタリと合わせリバプールやレアル・マドリード時代を含め多くの得点を演出してきました。
さらにシャビ・アロンソは183㎝と当たり負けしない身体と相手のパスを読む危機察知能力に長けていてディフェンス能力が高い選手でもあります。
≪バイエルン時代のシャビ・アロンソのプレー集≫
どんなに苦しい展開でも状況を一変することが出来るロングパス。「パスは味方へのメッセージ」と言われますが、動画を見て分かるようにシャビ・アロンソが出したパスは味方の選手のスピードを落とさずに次の攻撃にテンポアップ出来るようメッセージが込められていることが分かります。
中盤でボールを持った際には、ダイレクトパスで流れを変えたり、パスをすると思わせながら縦に通したりと攻撃にスイッチを入れるプレーを得意としています。一方で、激しいタックルやパスカットでボールを奪い攻撃に繋げたりと守備の面でもチームに欠かせないプレイヤーです。
シャビ・アロンソの精度の高いパスを真似するのは難しいかもしれませんが、流れを止めないプレーや局面を一気に変える縦パスやロングパスは参考にしてみても良いのかもしれません。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
セレクション
-
【ユース セレクション】ザスパクサツ群馬(群馬県)2020.09.23
-
【ジュニアユース 体験練習会】SC大阪エルマーノ(大阪府)2020.09.23
-
【ジュニアユース セレクション】府ロクジュニアユース(東京都)2020.09.23
-
【ジュニアユース(女子)セレクション】ザスパクサツ群馬レディース(群馬県)2020.09.18
コラム
-
風間八宏が考える選手が育つ環境設定「自主トレの時間で選手たちは伸びる」2021.03.03
-
「共通理解を持ってサッカーをする習慣がありますか?」興國高・内野監督と考える“プレーモデル在り方”とは2021.02.12
-
キミはどんなタイプかな? 自分のプレースタイルを知るための“40の質問”2021.01.22
-
「eスポーツ」はスポーツか? サッカー選手を目指した少年がeスポーツ選手になるまで2021.01.20
大会情報
-
鹿島アントラーズノルテジュニアが初優勝を飾る ~ワーチャレ取材日記④~2020.12.31
-
大会4日目フォトギャラリー【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】2020.12.31
-
準決勝に進出した4チームの指導者は大会で何を感じたのか。 ~ワーチャレ取材日記③~2020.12.30
-
【U-12ジュニアサッカーワールドチャレンジ2020】決勝トーナメント 大会4日目(12/30)2020.12.30
お知らせ
人気記事ランキング
- 子どもの「背が伸びない」悩みを食事で解決!! 身長をグングン伸ばす5つのポイントとは?
- “早熟タイプ”か“晩熟タイプ”か。成長のピークはいつ訪れる? 子どものタイプを知ろう!!
- 育成年代で「普遍的な戦術」を教えなければ、新しい環境に順応できなくなる
- 風間八宏が考える選手が育つ環境設定「自主トレの時間で選手たちは伸びる」
- 栄養不足は身長が伸びない原因に! 子どもの成長を促す亜鉛の重要性って?
- 「筋トレをすると背が伸びなくなくなる」「牛乳を飲むと背が伸びる」はホントか?
- 正しく使用すれば、早く治る、綺麗に治るなどの効果を実感できるモイストヒーリングのキズケア製品とは
- 元バルサ育成統括コーディネーターが語る指導理論。「7~8歳になるまではサッカーのトレーニングを開始するべきではない」
- 成長期におとずれる「クラムジー」に対して保護者と指導者は何をすべきか?
- 技術だけを切り取った練習は成立しない。ドリブルの本質を理解するために必要な戦術的意図