『JFAフットボールフューチャープログラム トレセン研修会U-12』に参加した指導者が感じた子どもたちの変化とは
2017年08月16日
コラム段々、会話がフランクに
FFPに参加した子どもたちは普段、所属しているチームとは違うメンバーで共同生活を行い、試合をすることになる。5日間の合宿の中でコミュニケーションの面はどう変化していったのだろうか。
北海道を指揮していた堀井健仁さんは「最初は観ていて上手くいっていないのかなと思ったんですけど、16人一部屋で過ごしているなかで洗濯とか食事などの共同生活のなかでコミュニケーションが取れるようになっていきました。会場へ移動している最中の会話を聞いていても、冗談が出てきたりとだんだん会話がフランクになっていたきましたね」
コミュニケーションの変化について聞いてみると「日を重ねるごとに子どもたちは仲良くなっていった」と各県のコーチ陣からは同じような答えが返ってきた。筆者も4日目を取材した際、選手たちは試合が空いた約4時間ほどの間、トレセンチーム全員で鬼ごっこをしていたり、合宿所のなかにあるサッカーボードゲームで遊んでいたり、外で仲良くサッカーをしている子どもたちを見かけ、仲が良い様子が伺えた。
【山口県トレセンを指揮した南部隆太さん】
また、コミュニケーションが深まってきたことでプレー面にも良い影響が出たと山口県トレセンを指揮をしていた南部隆太さんは語る。
「はじめは緊張してたりとか、移動などの疲れもあってプレーが硬くなったり消極的なプレーを選択してしまうことが多かったです。それが一緒に生活して、仲良くなったことで緊張もほぐれ、積極的なプレーや声を出すようになりました。パスも繋がるようになって、守備陣もよくプレスがかけれるようになりましたね」
また山口県のトレセンメンバーのなかには米田百佳さん(SSS FC)が女の子として唯一選出されている。南部さんは「みんな分け隔てなく、百佳ちゃんと仲良く生活して練習していました」と述べる。その言葉通り、試合内では「ももか、シュート!」「ももか、行けー」という声がベンチから聞こえてきた。試合外でも男の子と仲良く談笑する姿があった。
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 東北トレセンU-13が開催!
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- サッカー選手に必要な能力「巧緻性」を磨こう【前編】
- 【第94回全国高校サッカー選手権大会】高校サッカー選手のジュニア時代 北海道・東北
- 食べてすぐに運動しても大丈夫! 試合前にとりたい”消化の良い”食事とは?
- 今、指導者に何が求められているのか?サッカーを“サッカー外”から学ぶ重要性