「メンタルを強くする=厳しい指導」ではない! アルゼンチン人指導者が推奨するメンタルを伸ばすための5つのポイント
2017年09月05日
メンタル/教育試合で活躍できる選手を育てる
ホルへ氏の練習で特徴的なのは、競争心を持つことの重要性を子どもたちに理解させることだ。アルゼンチンという国ではどんな練習でも最後に競争の形に持っていく。メンタルが強くならないと勝てないメニューなどを取り入れ負荷をかけ、そこで相手に負けてはいけないということを説く。
ここで肝要となるのは、“サッカー以外の面”で子どもたちにプレッシャーを与えすぎないということだ。
「日本の子どもたちは勉強や習い事などを含めて、ピッチ外での周囲からのプレッシャーの数は世界的にみても多いと感じます。まず指導者が考えるべきは、サッカーの楽しさを伝えること。そんな中でも、ゴールや競争という結果に関しては褒めてあげることが大切です。
技術的なことも当然ですが、勝つ喜びを教えること。この点を何よりも伝えていきたい」
アルゼンチンでは、どんなに練習で上手くても、試合で活躍できない選手をJUGADOR DE ENTRONAMIENTO(練習の選手)と呼ばれる。それはつまり大一番で活躍できないと試合では使われないことを意味する。
それだけに、7歳からリーグ戦が週一で開催されるなど、とにかく実戦の数が多い。これは実戦の中でこそ身につくものがあるという考えの基だが、その数だけ競争力があるので、幼少期からメンタルを鍛えられていく環境がある。
日本人の視点でいくとメンタルを強くすること=厳しくすること、という方程式が一見成り立ちそうだが、ホルヘ氏の意見は違う。
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