「メンタルを強くする=厳しい指導」ではない! アルゼンチン人指導者が推奨するメンタルを伸ばすための5つのポイント
2017年09月05日
メンタル/教育ユーモアを交えた指導法がカギ
ジュニア世代ではユーモアを交えた遊びの中で、自主性も同時に伸ばすことが重要。根底にあるのは、そんな考え方だ。
例えば競争力を高めるために、子どもたちにプレッシャーをかけたり、負けたら負荷の高い罰ゲームを入れるとする。内容的にはメンタルが強くないと勝てないものを選別し、子どもたちに『負けないためにどうすれば良いのか』と自主的に考えさせる。
勝つ側もいれば、当然そこでは負ける子どもが出てくるが、負けた側への配慮も行う。モチベーションが低い子どもがいた際は、自分が注目されていることを意識させることで自然とモチベーションを上げる作業も行う。
ここでジョークを交えて場を和ませた後に、真剣にサッカーの話しをする。そうすることで子どもたちの引きこまれ方は大きく異なる。一見当たり前のように感じる流れだが、このユーモアを挟むかどうかで、子どもたちのサッカーへ向き合う姿勢に差が出てくる。
ホルへ氏の話しから見えてきたいくつかのポイントをまとめるとあがるのは次の5つ。
②失敗しても否定的な伝え方をするのではく、褒めて自主性を伸ばす
③遊び心と競争心を共存させる
④適度な負荷を与えることで、試合のプレッシャーの中で結果を出せる準備を行う
⑤指導者のユーモアの重要性
こう羅列すると、特別技術的に難しいものはないかもしれない。だが、そんな当たり前にできることを指導者たちが育成年代から徹底して行ってきたからこそ、アルゼンチンから突出したメンタルを持った選手が続々現れているのかもしれない。
【取材協力】
ホルヘ氏がコーチを担当するスペシャルアスリート(運営・株式会社ワカタケ)
http://special-athlete.com/
【商品名】ジュニアサッカーを応援しよう! VOL.46
【発行】株式会社カンゼン
2017年6月6日発売
A5判/並製/176ページ
◆特集 引き出せ!子どものやる気スイッチ
◆【付録DVD】
動画で学ぶ!KOBA先生のジュニア体幹Balanceトレーニング 他
<おもな企画>
●壁を乗り越える心の持ち方/石川直宏(FC東京)
●こんなとき子どもは何を考えている? 言動・行動で分かる子どもの深層心理
●名将に聞く、子どものやる気スイッチ など
●子どもは認めてあげたら自然にやる気が沸き起こる
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