ウインガーに必要な「斜めの動き」。プレミア屈指のスピードスターから学ぶダイアゴナルラン
2018年01月11日
サッカーエンタメ最前線右サイドを主戦場としているリヴァプールのモハメド・サラー(エジプト代表)。ローマから移籍してきた今季、リーグ戦で17ゴールを挙げるなどゴールを量産しています。なぜ、サイドプレイヤーでありながらサラーは”アシスト”だけでなく多くの”ゴール”を奪うことができるのでしょうか。今回はその理由を考えます。
文●中澤捺生/ジュニサカ編集部
ウインガーに必要な「斜めの動き」
現代の欧州サッカーのサイドアタッカーは、右サイドに左利きの選手、左サイドに右利きの選手を置いているチームがとても多いです。それは、サイドのポジションの選手はクロスをあげてゴールを”アシスト”するだけでなく、”ゴール”を奪うことがより求められるようになったからではないでしょうか。
より得点が求められるようになったサイドアタッカーのポジションで、今季、得点を量産しているのがエジプト代表、モハメド・サラー(リヴァプール)です。
昨シーズン在籍したローマでリーグ戦15ゴールを挙げ今季、リバプールに移籍してきました。リヴァプールで右ウィンガーに定着すると、(プレミアリーグ第21節終了時点)で17ゴールをマーク。2017年のアフリカ最優秀選手賞にも選ばれました。
主にサイドでプレーしながら、なぜゴールを量産できるのか。それは、サラーの動きに理由がありました。
例えば、動画の38秒~(レスターシティ戦)や2分12秒~(バーンリー戦)。4分2秒~(サウサンプトン戦)、4分10秒~(チェルシー戦)のシーン。サラーの動きに注目してみて見ると、ダイアゴナルラン(斜めの動き)をしていることが分かります。
このダイアゴナルランは守備陣を崩すためにも大事な動きです。ゴールに向かう(縦の)動きではなく、ピッチの中央、または、サイドから斜めに走ることによって、パスを出す選手とボールを視野に入れながらパスを受けることができます。そして、4分2秒~(サウサンプトン戦)のゴールのようにスピードに乗ってシュートを打つことができます。
また、斜めの動きをされたことによって、マークに付いていたディフェンダーはどこまで(マークを)追いかけるべきなのか、(マークを)味方に引き渡すべきなのか、”迷い”が生まれます。そして、一瞬マークが外れたり、フリーになることができます。
試合を観ていても、サラーはサイドで張っているだけではありません。ダイアゴナルランによって守備陣を混乱させたり、マークを引き付けてスペースを作ったり、自らフリーになり、パスを受けてゴールを決めたりと、リヴァプールの攻撃を活性化させています。
もちろん、ダイアゴナルランはサイドの選手だけが求められる動きではありません。フォワードの選手が中央からライン際に斜めに走り、空いたスペースにサイドの選手やボランチが飛び込む。守備陣を崩すためにはどのポジションも必要になる動きです。
このように、サイドに張っているだけでなく、中に入っていったりと斜めの動きができるからこそサラーはサイドの選手でありながら、ゴールを量産することができています。ゴールを奪えるサイドアタッカーになるためにも、サラーのダイアゴナルランを参考にし、試合で活かしてみてはいかがでしょうか。
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