親の過剰な応援が”成長の機会”を奪う。子どもの才能を伸ばす接し方「か・き・く・け・こ」とは
2018年01月15日
コラムその子の特性を見出して伸ばしてあげること
実はこの「クエスチョン」と「リクエスト」は、子どもの特性を見出し、伸ばすのにも有効です。「サッカーが上手い」といっても、どこがどう上手いかはそれぞれ違います。
「ドリブルが上手い」のであれば、リズム感があり、身体コントロールのスキルが高いのかもしれません。「仲間の動きをよく見て、場に応じたプレーができる」のであれば、協調性がありリーダーシップがとれるタイプかも。親や指導者に必要なのは、子どもをしっかり観察し、その子の特性を見出して伸ばしてあげることです。
例えば、試合でオフサイドを取られた子どもに、「次はどうする?」と聞いたら、ある子は「次は審判に間違われないように工夫する」と答え、別の子は「オフサイドをよくとる審判か、試合の前に調べておくよ」と答えるかもしれません。どれも、その子の性格から考え出された回答。しっかりと受け止めてあげることで、子どもの能力は伸びるのです。
負けて悔しい思いをすることや、思い通りいかず苦戦することは、成長のバネとなる大切な経験。お子さんの良いところを見つけてほめてあげてください。「うちの子すごい!」と親バカになってOK。お子さんの可能性を広げる一番のサポーターは、お父さん、お母さんなのです。
【著者】竹内エリカ
【発行】株式会社カンゼン
168ページ
子どもへの言葉がけや接し方をほんの少し変えるだけで、子どもはぐ~んと伸びるチカラをもともと持っています。本書では、お母さんが知らず知らずのうちに言ってしまっている口ぐせや、やってしまっている習慣から、お母さんには5つのタイプがあることを解説していきます。お母さんが自分を見つめ直すことで、子どもの個性を伸ばすママに変われます!
(著者プロフィール)
竹内エリカ (たけうち・えりか)
一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長
幼児教育者。2児の母。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。20年にわたって子どもの心理、教育、育成について研究し、9000人以上の子どもの育成支援に携わっている。一般財団法人日本キッズコーチング協会理事長、「クリエイティブキッズ」主宰、公演活動など多方面で活躍。著書に『子どもの性格を決める0歳から6歳までのしつけの習慣』(カンゼン)がある。
>>ジュニサカ公式facebookはこちら
>>ジュニサカ公式Twitterはこちら
>>ジュニサカ公式Instagramはこちら
>>ジュニサカ公式Youtubeチャンネルはこちら
>>ジュニサカオンラインショップはこちら
カテゴリ別新着記事
ニュース
-
【第49回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会】出場チーム決定!2025.06.18
-
なでしこジャパン(日本女子代表)、国際親善試合(vsスペイン女子代表)と「E-1サッカー選手権」に臨むメンバー発表!2025.06.18
-
「エリート女子GKキャンプU-15」参加メンバー発表!2025.06.17
-
「東北トレセン女子U-13」が開催!2025.06.10
フットボール最新ニュース
-
近江高校の躍進を支えた7つの班。「こんなに細かく仕事がある」部員も驚くその内容2024.05.21
-
「三笘薫ガンバレ」状態。なぜサッカー日本代表は個を活かせないのか?2024.05.21
-
【遠藤航・分析コラム】リバプールは何が変わったか。遠藤を輝かせる得意の形2024.05.21
-
リバプールがプレミア制覇に一歩リード?「タイトル争いは間違いなく波乱万丈」2024.05.21
-
前回王者マンC、絶対的司令塔の今季CL初出場・初ゴールで勝利。レアルも先勝2024.05.21
大会情報
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 大阪大会】大会結果2025.03.07
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】フォトギャラリー2025.03.03
-
【卒業記念サッカー大会第18回MUFGカップ 東京大会】F.Cボノスが逆転勝利で優勝を果たす!<決勝レポート>2025.03.01
-
【卒業記念サッカー大会 第18回MUFGカップ 愛知大会】大会結果2025.02.25
お知らせ
人気記事ランキング
- 低学年と高学年の食事量の違いは?/小学校5・6年生向けの夕食レシピ例
- 東北トレセンU-13が開催!
- プロフットボーラーの家族の肖像『久保竜彦 ~本気で向き合うということ~』
- 栄養も食事量も“バランス良く”/小学校1・2年生向けの一日の食事例
- 「運動ができる子は勉強もできる」は本当か?
- パスやシュートばかりでドリブルしない子ども
- 長友佑都・小川佳純も大学からプロへ! 明治大学サッカー部 神川監督に聞く、学生サッカーと文武両道【前編】
- 【第39回全日本少年サッカー大会】山口県大会 決勝フォトレポート&大会結果「レノファ山口U-12が山口県大会制覇!5年ぶりに全国切符」
- 高校サッカーの名門、滝川第二高校の元監督が説く、育成哲学。『人の心を耕す』が発売!
- 「東北U-17トレーニングキャンプ」参加メンバー発表!青森山田高からも選出