「200人以上受けて合格したのは彼1人」。”生え抜きGK”中村航輔の柏レイソル入団秘話
2018年06月15日
サッカーエンタメ最前線「あの真面目さはプロになった複数の教え子の中でも群を抜いていました」
航輔少年はいきなりダノンネーションズカップ国内予選で優勝し、夏の全日本少年サッカー大会も準々決勝まで勝ち上がるなど、コアラSC時代には体験したことのない 世界に足を踏み入れることになった。
同じ2006年秋にはダノンカップ世界大会にも出場。フランスのリヨンへ赴き、強豪クラブのジュニアと対戦するという貴重な経験をした。
「何もかもが初めての海外遠征なんで、町がどうだったとか、どこに見学に行ったとかは全く覚えてないけど、対戦相手はみんなすごいうまくて強かったですね。異国の環境を知るいい機会になったと思います」と柏入りした時点でプロを本気で目指し始めた小6の少年は、世界の凄さを思い知ったようだ。
そうなると、当然のごとく、練習にもより一層、熱が入る。毎週木曜日は全体練習の後、自主練をするのが恒例となった。
その様子を酒井監督が述懐する。
「今は人工芝のフットサル場になっている日立台の練習場の奥に土のグランドがあって、練習ゲームをした後、航輔が毎回のように『シュートを打ってください』と言ってきて一緒にやった覚えがあります。まだ子どもだったんで、僕も少し手を緩めてはいましたけど、サッカーへの情熱と向上心は凄まじいものがあった。僕とも目に見えない信頼関係が生まれていたと思います。航輔と仲のよかった木村もよくシュートを蹴らされていて、『もっとちゃんと蹴れ』とハッパを掛けられていましね。あの真面目さはプロになった複数の教え子の中でも群を抜いていました」
U-12時代は同学年にGKがおらず、全体練習中から井上敬太コーチにマン・ツー・マンで指導を受けていた。それは航輔少年にとって大きくプラスに働いた。
「GK練習をやっていても、気がつけば真っ向勝負になっていて、僕も本気になっていましたね。『シュートを受けるのがここまで好きな子がいるのか』と思うほど、航輔は 一生懸命でした。カーンとか世界的GKの映像を一緒に見て説明したりもしましたが、 そういう時も真剣に食いついてきた。『うまくなるためには何でもします』という姿勢は当時から変わっていません。ああいう選手が日の丸をつけるGKになるのかとみんな納得していると思います」と井上コーチはサッカーへの貪欲さを前面に押し出した教え 子のことを懐かしそうに振り返っていた。
小6時点では150cm台と決して大柄ではなかった航輔少年だが、持ち前の負けん気とGKへの執着心を前面に押し出し、順調に成長。2007年春にはU-15に昇格し、より高いレベルを目指した。
(続きは、『僕らがサッカーボーイズだった頃4 夢への挑戦』でご覧ください)
プロフィール
中村航輔(なかむらこうすけ)
少年時代:コアラサッカークラブ、柏レイソルU-12
中学時代:柏レイソルU-15
高校時代:柏レイソルU-18
1995年2月27日生まれ、東京都出身。 小学1年生の時に 、コアラSC(現ヴィルトゥスSC)で本格的にサッカーをはじめ、小学5年生の時に柏レイソルU-12に加入。 柏U-12では、ダノンカップ世界大会を経験 。以後 、U-15、U-18とチームの守護神としてプレーし、2013年にトップチームに昇格を果たす。2017年にJリーグベストイレブンを受賞するなど、チームの若き守護神とし て君臨する 。中学時代から世代別代表にも選ばれ、2011FIFA U-17ワールドカップ、2016リオデジャネイロ五輪などに出場。A代表でも、今後注目のゴールキーパー。

【商品名】僕らがサッカーボーイズだった頃4 夢への挑戦
【著者】元川悦子
【発行】株式会社カンゼン
四六判/232ページ
価格:1,728円(税込)
四六判/232ページ
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