「銀色の輝きを放つ」クロアチア代表・ラキティッチ。主役級の実力を持つ選手が見せる“変幻自在”のプレースタイル

2018年07月12日

サッカーエンタメ最前線
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MADRID, SPAIN - APRIL 23:  Ivan Rakitic of Barcelona (4) celebrates as he scores their second goal with Luis Suarez (9) and team mates during the La Liga match between Real Madrid CF and FC Barcelona at Estadio Bernabeu on April 23, 2017 in Madrid, Spain.  (Photo by David Ramos/Getty Images)
【バルサの主軸として活躍しているラキティッチ】

バルサを支える縁の下の力持ち

 しかし、ラキティッチはシャビの後継者というより独自路線を進むことになる。チームの構成が変化したからだ。エンリケ監督は、それまで偽CFだったメッシを右ウイングへ移した。ただ、メッシ自身のプレースタイルはあまり変わらず、中央右寄りでパスを受けてフィニッシュへ向かう得意のパターンは同じ。

 そのぶん、右サイドに開いて幅をとる役割を右SBであるダニエウ・アウベスが担当している。右のインテリオールは実質的にメッシであり、右ウイングがアウベス。2人が前へ出るので、ラキティッチの任務は主に2人の背後をカバーすることになったのだ。3冠を達成したこのシーズン、ラキティッチは縁の下の力持ちだった。

 バルセロナには明確なバルサ ・ スタイルがある。ポゼッションが代名詞になっているが、ポゼッションとポジションが両輪だ。いつ、誰が、どこにいるべきかが決まっていて、そこからあまりにも逸脱してしまうと全体の構成が歪んでしまう。

 例えば、左サイドから攻め込むのが難しくなった、あるいは難しくなりそうだという時点で、バルサはさっさと左を切り上げて中央や逆サイドへボールを移していく。片側に敵がたくさん来たということは別の場所が手薄なのだから、早く諦めて場所を変えるべきだという考え方なのだ。そのためのポジションバランスになっている。いつ仕掛けて、いつ諦めるか。カンテラ出身者はそのあたりの見極めが、もう体に染みついているのだが、外から来た選手は少し時間がかかる。

 そこでブスケツ、イニエスタ、メッシといった頭脳になる選手たちが頼りになるわけだ。迷ったら、とりあえず彼らに預けておけばいい。最初からシャビの代役にならないことはわかっていた。

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