スピード、テクニック、状況判断、ドリブル…。「明らかにモノが違う」ポグバの究極スキルを動画で見る
2018年07月15日
サッカーエンタメ最前線いよいよ今夜、ロシアW杯決勝戦でフランス代表とクロアチア代表が激突します。ダブルボランチの一角としてエンゴロ・カンテ(チェルシー)とともに攻守でフランス代表を支えているのがポール・ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)です。今回は、191センチの長身、長い手足、黒人特有のバネとスピード、ボールテクニック…と「明らかにモノが違う」ポグバの究極スキルを解説していきます。
著●西部謙司 写真●GettyImages
『PERFECT SKILL パーフェクトスキル 世界トッププレーヤーの究極スキルを解説する』より一部転載
ポグバは明らかにモノが違う
〝Il Polpo Paul 〞イタリアでは「タコのポール」と呼ばれた。その長い足と柔軟なプレーぶりゆえの異名で韻も踏んでいるが、おそらく「タコのパウル君」からの連想だろう。ドイツの水族館で飼育されていたマダコのパウル君はサッカーの試合結果を予言することで世界的に有名だった。
ドイツ語のパウルとポグバのポールはスペルが同じなのだ。ちなみにパウル君は2010年南アフリカワールドカップでドイツ代表の試合結果をすべて的中させ、決勝のスペイン優勝も当てている。スペイン戦でドイツの負けを的中させたときは「サメの水槽へ入れろ」「食ってしまえ」とドイツ人から非難され、スペインの首相は「身の危険があるからスペインへ移住したらどうか」とコメントした。
ポール・ポグバがタコ扱いされるのは気の毒だが、そういう事情である。パワフルでスキルフル、さらにスペクタクル、クリエイティブ、点もとれて守備もできる。ポグバは明らかにモノが違うとわかる選手だ。
191センチの長身、長い手足、黒人特有のバネとスピード、ボールテクニックや状況判断にも優れている。とにかくモノが違うので発想も普通ではない。ドリブルで仕掛けるタイミング、方法、パスやシュートなども、普通の選手ではまずやらないことをやる。
ギニア系のフランス人。6歳のときにロワシー・アン・ブリという地元のクラブでプレーを始め、トルシーとルアーブルを経て 16歳でマンチェスター・ユナイテッドのユースチームに加入した。 18歳でトップチームに昇格、3試合に出場しただけでユベントスへ移籍している。ポグバがユベントスへフリートランスファーで移籍したとき、当時のアレックス・ファーガソン監督はおかんむりだった。
「がっかりだ。少しの敬意も払われていないのだからね」
ファーガソンがポグバをユースから引き上げてトップでプレーさせたのも、即戦力というより有望な若手の引き抜き防止策だった。ところが、契約満了で移籍金が発生しないままユベントスへ行ってしまった。ただ、ポグバはルアーブルからユナイテッドへ移籍するときにも揉めているのだ。
ポグバにしてみれば、契約も切れるしプレー機会があって給料もいいクラブへ移籍するのは当然かもしれない。しかし、マンチェスター・ユナイテッドは若手選手が無碍に袖にしていいようなクラブではなかった。
≪ポグバのプレー集≫
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