熱中症だけじゃない! 注意したい「夏の気象災害」。豪雨の予測や雷への対処法は?

2018年08月07日

コラム
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SUZUKA, JAPAN - OCTOBER 06:  Raindrops hit the track during practice for the Formula One Grand Prix of Japan at Suzuka Circuit on October 6, 2017 in Suzuka.  (Photo by Clive Mason/Getty Images)

熱中症だけじゃない、夏のリスク

 また、近年は雨量も増えています。気象庁では1時間あたりの雨量に関して80mm以上を猛烈な雨、50mm~80mm未満を非常に激しい雨、30mm以上~50mm未満を激しい雨と呼んでいますが、これらの発生頻度も高まってきており、サッカーをはじめ屋外でスポーツを行う際の熱中症のリスクや、天気の急変による災害に遭うリスクは年々高まっていると言えるでしょう。

 特に夏は天気の変わりやすい季節です。夏の天気の急変は「積乱雲」によってもたらされますが、積乱雲は短時間で局地的に発達するため、可能な限り最新の気象情報をチェックして屋外での行動の指針にしてほしいと思います。

 なかでも参考になるのが、気象庁のサイトにある『雨雲の動き(高解像度降水ナウキャスト)』と『今後の雨(降水短時間予報)』。雨雲の動きのページでは5分ごとの雨の強さをリアルタイムで確認できるため、いまどこに積乱雲がいるのかがわかります。さらに今後1時間先までどのように動きそうかという予測情報も見ることができるので、屋外での行動の参考になります。また、今後の雨のページでは、1時間ごとの雨量を15時間先まで予測して情報を出しています。つまり、朝にチェックすれば、その日の夜までの降雨に関してはある程度把握できます。この予測情報は10分ごとに更新され、一般的に新しいものほど信頼度が高い情報です。そのため、練習や大会などの屋外活動を予定されているときに、こまめにチェックするようにしておくと、いざというときに中止の判断がしやすくなります。

 また、この季節は台風にも注意しなければいけません。暴風はもちろんですが、大雨による被害にも十分な注意が必要です。たとえば、台風そのものは日本列島から離れていたとしても、その北側に前線があって日本列島にかかっているような状況では、集中豪雨の危険性が高まります。台風が近づいているときには、台風そのもの位置や進路だけでなく、それに伴う前線の位置も含めて、こまめに気象情報をチェックするようにしましょう。

【次ページ】雷や雹にも要警戒

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