熱中症だけじゃない! 注意したい「夏の気象災害」。豪雨の予測や雷への対処法は?

2018年08月07日

コラム
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LAS VEGAS, NV - JULY 06:  Lightning flashes east of Black Mountain during a thunderstorm on July 6, 2015 in Las Vegas, Nevada. The monsoon storm dropped heavy rain and hail in parts of the valley causing street flooding and power outages.  (Photo by Ethan Miller/Getty Images)

雷や雹にも要警戒

 夏の気象災害のひとつとしては雷があげられます。毎年、落雷によって命を落とす方がいらっしゃいます。雷を生み出しているのは積乱雲で、雷雲とも呼ばれています。積乱雲自体の広がりは数kmから数十km程度ですが、落雷は積乱雲の真下でなくても積乱雲が近くにいる際には発生することがあります。そのため、雷の音が聞こえたら『落雷する可能性がある』と思って行動をするのがよいでしょう。

 何年か前に野球をやっている高校生が落雷で亡くなったことがあります。試合中に雷雨があり、その時は避難をしていたのですが、ちょっと晴れ間が出たときに試合を再開して落雷にあってしまい命を落とされてしまいました。晴れ間が見えたとしても、近くに積乱雲がいる状況は落雷の危険性が高いのです。

 雷への対策としては、音が聞こえたら、晴れていても建物や車の中に避難しましょう。木の下やテントなどで雨宿りだけは絶対にしないでください。建物に入らずに中途半端に待機しているのが一番危険です。

 雷の他に、雹(ひょう)にも注意が必要です。都内で多量に降らなければニュースとして大々的に取り上げられにくいので、あまり身近に感じないかもしれませんが各地で多く発生しています。

 雹は積乱雲から降ってくる氷の塊で、5mm以上の大きさのものを指しています。ゴルフボールやグレープフルーツくらいのサイズになることもあり、大きくなれば時速100km以上で落下するものもあるため、大変危険です。

 ただ、雷も雹も命を脅かす危険な災害ではありますが、特殊な積乱雲で成長するものなので、積乱雲の動きに注意をしていればあらかじめ避難をすることが可能です。

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