“日本の未来を担う存在”久保建英と中井卓大が「体幹トレーニング」を続ける理由
2018年12月08日
コラム世界へ羽ばたく日本の未来ある選手として注目を集める久保建英(横浜F・マリノス)と中井卓大(レアル・マドリー育成組織)。この二人が小学生の頃から行ってきたのが、体幹トレーニング。プロトレーナー・木場克己先生の指導のもと、今も欠かさずトレーニングを行っています。彼らはなぜ体幹トレーニングを続けることができるのか、木場先生の言葉に耳を傾けます。
文●松岡健三郎 写真●ジュニサカ編集部
久保建英と中井卓大が体幹トレーニングを続ける理由
久保建英選手(横浜F・マリノス)と初めて会ったのは、彼が10歳(小学4年生)のとき。お父さんが「体幹が必要」だと感じられて、お願いされました。
そのときに久保選手の体幹のチェックをしたのが、「2ステップ1ステップのチューブ」。はじめから2ステップができていたわけではなく、続けたからこそ今いまの強さを得られました。
そのときのカラダの使いかたをみて、当たり負けしないカラダをつくるためのメニューを考え、バランス感覚のトレーニングから始めました。重心がブレないようにおなかまわりをきたえて、グッとふんばれる体幹と、ヒザとつま先でふんばれる軸足をつくりました。
今もずっと通ってくれていますが、その大きな理由は「ケガをしていないから」。プロになって、体格の大きい大人とプレーしてもケガをしていません。「体幹=強さ」はもちろんありますが、「体幹=ケガをしない」ことを久保選手もわかってくれたので、今でもトレーニングを続けてくれています。
久保選手は長く続けることで、強さを得たうえに、大人とプレーしてもケガをしないカラダになりました。今後 、アウターマッスルの筋力がもっとついてくれば、もともと持っているプレーが出せるようになって、さらに上を目指せると思います。
今の中井卓大選手(レアル・マドリー育成組織)の身長は175cmですが、初めて会った9歳(小学3年生)のときは、すごく小さかったですね。彼の場合は、自分から体幹を強くしたいと訪ねてきたくらい、トレーニングに対する意識が高い。はじめてから毎朝10~15分、今でも続けています。真面目さと謙虚さ、継続するメンタルが、今の彼の成長につながっているのだと思います。
中井選手もこれまで一度も大きなケガをしたことがありません。レアル・マドリーの育成組織でも、そこはチームから評価されているそうです。最近はカラダの使いかたもうまくなり、イメージどおりの動きができています。シュートやパスなどのキックは、軸足をしっかりふみこむことが大切です。きれいな(軸がブレない)フォームができていないと、イメージどおりのボールはけれません。そのためには重心を安定させることが大事。それが体幹であり、土台です。
中井選手はすでに土台づくりができているので、これからアウターマッスルの筋肉を強化して、さらなるレベルアップが期待されます。
イメージどおりにカラダが動かないと、動きに無理が出てケガにつながってしまうこともあります。しっかりとしたカラダができていないのに、イメージだけでメッシやネイマールのドリブルをマネしたり、クリスティアーノ・ロナウドのFKをマネしてもケガにつながる恐れがあるので、無理はしないようにしましょう。
久保選手と中井選手のプレースタイルはまったく違いますが、これまでおこなってきたメニューは同じで、「プロトレーナー木場克己のジュニアサッカー C・B・Aトレーニング」で紹介するトレーニングは全部やってきました。二人によく言うのは、「軸足のヒザまわりの筋肉がおとろえるとケガにつながりやすい」ことと、「ドリブルしているときに頭の位置がブレるとムダな動きが出て、疲労しやすい」こと。「疲れやすいカラダにならないように、インナーマッスルからきたえる」ことが大切です。
二人とも力の使いかたがうまくなり、力ちからを入れるところと、抜くところがわかってきました。
はじめておこなうトレーニングの場合、慣れるまで余計なところに力が入ってしまい、バランスがとれません。カラダの使いかたがうまくなれば、どこに力を入れて、どこを抜けばいいかわかってきます。それはトレーニングをくりかえしおこなうことで、自然と身につきます。
二人とも使いかたをわかっているので、プレー中に自然と体幹を使えています。うまく使えれば、自分のもっている筋肉の力を100パーセント発揮できます。
「C・B・Aトレーニング」はすごく地味で、続けるのはとても大変へんです。でも、続つづけることがいちばん重要。久保選手や中井選手のように続けることで、相手に負けず、自分のプレーができるようになるのです。1日にち15分程度でかまいません。継続してトレーニングをおこなうことが大事です。久保選手もはじめからできていたわけではありません。続けていったからこそ、今の強さを得られたのです。
商品名:プロトレーナー木場克己のジュニアサッカー C・B・Aトレーニング
著:木場克己
定価:1,400円(税別)
「C・B・A」(コア/バランス/アジリティ)、3つの能力が伸びれば劇的に強く、速く、うまくなる! 久保建英選手(横浜F・マリノス)、中井卓大選手(レアル・マドリー育成組織)などプロ・ユース年代のトッププレーヤーもみんなやってる木場克己プロトレーナーの『C・B・Aトレーニング』。サッカーで重要な【ドリブル力】【ストップ動作】【ターン動作】【ジャンプ力】【走力】【キック力】の動作別でメニューを構成しています。全45メニュー+ストレッチ9種を写真やポイント解説で紹介しています。また全メニューを動画で確認できるように解説映像も用意しており、各ページのQRにアクセスすれば見ることができます。
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☆1月☆
火曜日コース 8日、22日、29日
水曜日コース 9日、16日、30日
☆2月☆
火曜日コース 12日、19日、26日
水曜日コース 6日、20日、27日
☆3月☆
火曜日コース 5日、12日、19日
水曜日コース 13日、20日、27日
(時間帯)
①16時~17時
②17時~18時
③18時~19時
【応募方法】
こちらの応募フォームからお申し込みください。
【応募締切日】
12月26日(水)まで
【備考】
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・受講料などは一切発生いたしません。
・書籍購入の確認のため、無料体験開催のときに購入した書籍をお持ちください。
・交通費などはご負担いただく形になります。
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