シュツットガルトアカデミーが大切にする4つの考え方。「解決策を自分たちで見つける」育成方針とは?
2023年06月28日
育成/環境6月24日から2日間に渡って、2023 COPA BELLMARE U-11 PILOT INTERNATIONAL TOURNAMENT(コパベルマーレ)が開催された。この大会では主催する湘南ベルマーレの強化特待クラスやホームタウンのトレセンチーム、招待された国内チームに加え、海外からも6チームが参加。湘南OBでサッカー日本代表の遠藤航が所属するVfBシュツットガルトもこの大会に初めて参加している。昨年のFIFAワールドカップにも出場したヨシュア・キミッヒやアントニオ・リュディガーをはじめ、歴代のドイツ代表を輩出してきた同国屈指のアカデミーは、どのような目的を持ってこの大会に参加しているのか。U-11からU-13年代の指導者の責任者で、今大会でU-11チームの監督を務めたティム・キルク氏に話を訊いた。※取材日:6月24日
●取材・文・写真:加藤健一(ジュニサカ編集部)
シュツットガルトが注力した4つの要素
この年代の選手にとっては貴重な経験になっただろう。今はその大切さに気づくことはできないかもしれないが、10年後、20年後に気づくかもしれない。もしくは、気づかないうちに、彼らの人間性を形成していくのかもしれない。
「大会、トーナメントで勝つのは重要なことですけど、違うシステム、カルチャーでプレーすることよりも大事なことは、サッカー場の隣にある別のことになる」
そう話したのは、ドイツから来たVfBシュトゥットガルトのU-11チームを率いるティル・キルク監督。ドイツでは7人制でプレーしているこの年代の選手たちが、日本で8人制に適応するのは簡単なことではない。また、ドイツとは異なる気候、異なる相手選手といった違いにも戸惑うはずだ。
実際、グループリーグ初戦のサガン鳥栖戦ではなかなかペースをつかめず、0-1で敗れた。選手たちはいつもと違う環境に「ナーバスになっていた」という。そういった環境だからこそ学べることがあり、シュトゥットガルトは目的を持って日本遠征に臨んでいる。
「この遠征では4つの要素に注力している。責任を持つこと、困難に向き合って諦めずに対処すること、リスペクトを持つこと、社会的な要素としてコミュニケーションをとること。毎晩ホテルでミーティングをして、選手たちが話す機会を作っています。この6日間の経験というのは2か月くらいのものと思っています」
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