コラム

「超負けず嫌い」だったFC東京U-18・岡庭愁人。向上心の塊が身を置いた「簡単には一番になれない環境」/ユースプレーヤー成長記

2018年02月06日

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簡単には一番になれない環境が岡庭選手を強くした

 岡庭選手の負けず嫌いはサッカーのときだけではなかった。遊びでも勝負事であれば勝つことにこだわった。幼稚園のときレジスタFCのスクールで、牧場にレクリエーション合宿に行ったときのことだ。岡庭選手の負けず嫌いは、子ブタ競争でも発揮された。「子ブタを追いかけるレースに参加したんですけれど、すごいムキになって子ブタを追いかけ回すんですよ。一位になって喜んでいましたけどね(笑)」そんな微笑ましいエピソードを金杉氏は明かしてくれた。

 本人にそのことを尋ねてみると、岡庭選手は人懐っこい笑顔をみせて「そうですね。遊びでも順位がつくものであれば、一番上を目指して頑張っていましたね!」と幼き日を振り返った。

 レジスタ時代には、その負けず嫌いが、時に空回りし、仲間に余計な言葉を口走ることもあった。けれども岡庭選手は言うからには率先して行動した。誰よりも勝とうという気持ちでプレーをしていたし、誰よりも上手くなりたいという姿勢でサッカーに取り組んでいた。負けず嫌いが向上心となっていた。ただ、その思いが強すぎるときがあったのだという。

 それがFC東京U-18ではキャプテンを任されるまでになった。金杉氏は「きっと強すぎる思いをちょうどよい具合にコントロールできるようになったのでしょうね」と目を細めた。

 もちろん、負けず嫌いだけが岡庭選手の全てではない。基礎技術の確かさは当然のこと、キック力と豊富な運動量が持ち味だ。FC東京U-18でのポジションは右サイドバックだったが、小学4年生ぐらいまではフォワードをやっていたこともある。サイドバックをやるようになったのは5年生の終わりごろ。一学年上のチームでもレギュラーに入った。小学生のときの岡庭選手の走りは、スタートからの飛び出しよりも中盤から加速していくタイプだったことから、ある程度の距離を走ってからも相手を振り切ることのできる力強い加速が活きてくるポジションとして考えられたのが、フォワードよりもサイドバックだった。

 だがレジスタでは、いくらキックが良くても、すぐそばには品田愛斗選手がいた。一学年上には、湘南ベルマーレで活躍する杉岡大暉選手もいた。簡単には一番になれない環境。それが岡庭を強くした。どうしたら並べるのか、どうしたら追い越せるのか、まだまだ自分には足りないものがあるのだと――そう思って取り組んできた。これからもその姿勢は変わることはないだろう。

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