チームづくりに必要な信頼関係をアップさせる方法

2013年08月20日

コラム

活動に対する解説

 事前活動で、目隠しの選手を1人きりで歩かせてみると、そう遠くまでいかないうちに多くの人は怖くなって立ち止まるでしょう。(たまに、目隠ししていても走っていく怖いもの知らずの選手もいるので要注意!)平坦な道が続いているとわかっていても怖いものです。その恐怖心を感じられたら、メイン活動に移ります。

 遠くからであっても、ナビゲーターが「真っ直ぐ前に歩いて」「まだいける」「まだいける」「そのまま」と継続して繰り返し声をかけてくれれば、1人で歩いたときよりもはるかに遠くまで行けるのではないでしょうか。ポイントは、「1度ではなく何度も繰り返し伝えることで安心感が生まれ、自信を持って歩くことができる」ということです。

 目隠しをした選手は、サッカーの試合中にたとえるならばボール保持者と同じです。ボール保持者はどうしても視野が狭くなり、情報は減ります。また、先ほどの例と同じで、守備時にサイドバックはマークを見失いやすいポジションです。そんな中でどれだけミスを減らせるかは、繰り返しのコーチングです。

「しつこいと思われるかな」という心配をしているようでは、真のチームとは言えません。「わかっているだろうけど、念のため伝える」「ミスを減らすために繰り返し伝える」、お互いが安心してプレーするためには必要なことでしょう。どうしても、修正点ばかりをコーチングする傾向にあると思いますが、「そのポジショニングでいいぞ」というように、OKならOKである、ということを繰り返し伝えてあげると、自信を持ってプレーできます。

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