山口育成担当技術委員長に聞く! リーグ戦の推進は四種年代のサッカーをどう変えるか?

2013年12月02日

育成を考える

すべての選手に出場機会を与えるために

――少年はある意味、全員が金の卵。足の遅かった子が急に速くなって活躍しはじめたりします。すべての可能性に対して大人側がきちんと準備することは、とりもなおさず底辺拡大、サッカーファミリーの増大に役立つということですね。

その通りです。すでに三種や二種では、すべての選手に出場機会を与える取り組みが行われています。例えば、高校サッカーの強豪校では4チームで活動しているところもあります。Aチームは高校年代のトップリーグであるプレミアリーグ、Bはその下のプリンス、そしてCからは県リーグ1部、2部というように、選手の能力に合った環境でのプレーを実現させています。さらに大学でも、選手の自立と大学サッカーの底辺拡大を目指して「iリーグ」が03年に創設されました。四種も、三種や二種に早く追いつき、リーグ文化を根づかせたいと考えています。

――ひとつの学校やクラブの中でなら、選手の入れ替えはしやすいですね。下へ落とされる緊張感がありつつ、ステップアップする「希望」を抱くこともできるので選手のモチベーションにもなりますね。

リーグによっては登録変更のしばりなどもありますが、1クラブの中でならスムーズにできる。ドイツなど欧州のサッカー先進国では、選手の入れ替えは頻繁に行われています。例えば3部にいた選手が2部のクラブに誘われたり、セレクションを受けることもできる。往来が自由というのは、=常に自分の力量にそった環境でプレーできるということです。

――それにしても、8人制移行に続いてリーグ戦導入。四種の現場に抵抗感はありませんでしたか?

四種では全日本少年サッカー大会(全少)というトーナメント戦がもともとあります。2015年シーズンからは開催時期が夏から冬への移行が決まっています。全少は「サッカー少年の甲子園」ともいうべき大イベント。これまでの(日本の育成の)歴史を支えてきた大会ですから、私たちはリスペクトしなければなりません。この大会から巣立った代表選手もたくさんいるわけです。
リーグ戦を推進するからと言って、トーナメント戦(カップ戦)をないがしろにするつもりは毛頭ありません。ですので、さまざまな方々にご理解いただくべく、四種の大会部会や委員長会議といった場でリーグ戦がなぜ必要なのかを説明してきました。要はカップ戦とリーグ戦、ふたつのやり方で子どもたちを刺激していきましょうということです。

全少

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